2024年7月号|特集 REBECCA

②Nothing To Lose|REBECCA アルバムWorks

会員限定

レビュー

2024.7.8


『Nothing To Lose』
1984年11月21日発売

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1. ヴァージニティー
2. 怒りの金曜日
3. Precious Star
4. 結接蘭 破接蘭
5. STEFANIE
6. Nothing To Lose


複数の優れたソングライターがいるバンドならではのせめぎ合いの妙が感じられる2作目

 ファーストミニアルバム『VOICE PRINT』からわずか半年後にリリースされた2作目。プロデュースは稲垣博司と後藤次利、そしてミニアルバム専門レーベルであるFITZBEATからのリリースという座組みは前作同様。サウンド面も引き続きニューウェイヴ/ポスト・パンクからの影響が強い。が、それを前作にも増してよりソリッドに突き詰めている感があるところがバンドと制作スタッフの肝の座り方を感じる。

文/ドリーミー刑事