2024年5月号|特集 大江千里『1234』

⑲松任谷由実『Delight Slight Light KISS』|『1234』につながる1988年邦楽アルバム

会員限定

レビュー

2024.5.29


松任谷由実
『Delight Slight Light KISS』

1988年11月26日発売

配信はこちら ▶

1. リフレインが叫んでる
2. Nobody Else
3. ふってあげる
4. 誕生日おめでとう
5. Home Townへようこそ
6. とこしえにGood Night(夜明けの色)
7. 恋はNo-return
8. 幸せはあなたへの復讐
9. 吹雪の中を
10. September Blue Moon



バブル期に国民の恋愛観に強い影響を与えた“純愛三部作”の2作目

 大江千里はかつて“男ユーミン”と呼ばれたこともあった。当の本人も松任谷由実の大ファンなのだそうだ。作曲を始めた十代の頃に『SURF&SNOW』を聴いて、歌詞とメロディの関係について研究したとのこと。

 『Delight Slight Light KISS』は、’89年度のアルバム売上年間1位を獲得した大ヒットアルバムだ。『ダイアモンドダストが消えぬまに』『LOVE WARS』とともに“純愛三部作”と呼ばれている。ユーミンは、バブル期に国民の恋愛観に強い影響を与えたといった評価を受けている。“純愛三部作”は、まさにその時期の作品である。

文/鳥居真道




↑↑↑↑大江千里デビュー40周年スペシャルサイトはこちら↑↑↑↑