2024年5月号|特集 大江千里『1234』

【Part4】メンバー&スタッフが語る『1234』ツアーの舞台裏

会員限定

座談会

2024.5.27

インタビュー・文/大窪由香 写真/島田香

※左から、濱田“Peco“美和子、高橋和孝、村田直美、豊広純子

【Part3】からの続き)



一人一人がみんな全力でそのパワーがあったから、ツアーがどんどん大きくなった



高橋和孝 そういえば『1234』ツアーまでは、ツアーバンドに“ヒップス”っていう名前がついていたんですよ。僕が『AVEC』ツアー前の学園祭ツアーで入った時には、すでに“ヒップス”と呼ばれてたんですよ。だけど元々のメンバーの(松下)一也さんが脱退して、ギターの中野豊さんも『1234』ツアーの後の『納涼千里天国』で脱退しちゃったから、オリジナル“ヒップス”のメンバーがいなくなり、僕を含めて新たに入った人だけになってしまったから、そこでバンド名がなくなってしまったんです。

村田直美 そうだったね。

高橋和孝 コーラスのお二人は“フレッシュシスターズ”だったでしょ。

濱田“Peco“美和子 なんで“フレッシュシスターズ”になったのかっていう話は長い話になるんだけど(笑)。

豊広純子 (音楽評論家の)平山雄一さんの番組で行った千里くんのスタジオライヴに出させていただいた時に、「なんか名前があるんですか?」って聞かれたんですよ。

濱田“Peco“美和子 そう。「バンドは“ヒップス”ってついてたけど、コーラスも何かお名前があるんですか?」って聞かれた時に、舞台監督の星野さんが、即「フレッシュシスターズです」って言い切ったんだよね。なぜ星野さんがそう言ったのかについては、星野さん個人のことなのでちょっとお話しにくいんですけど(笑)。

豊広純子 陰では“リフレッシュシスターズ”って呼ばれてたみたいですけどね(笑)。

高橋和孝 あとね、“FRESH”じゃなくて“FLESH”、肉っていう意味の“FLESH”だったら笑うよね、って千里さんが言ってました。

豊広純子&濱田“Peco“美和子 まじで?!

高橋和孝 そう。肉だって(笑)。

豊広純子 それは知らなかったんだけど。

濱田“Peco“美和子 私たちの耳には届いてこなかったわよね。



村田直美 アハハハハハ! この間古いビデオを見てたら、星野さんがタバコ吸いながら楽屋まわって「はい、5分前。みんな準備大丈夫?」とかやってたよね。

濱田“Peco“美和子 今だったら許されないよね。

豊広純子 最近そういうドラマがあったじゃないですか。

濱田“Peco“美和子 『不適切にもほどがある』でしょ?

豊広純子 そうそう。最終回見てたら、あのマッチの真似してたムッチ先輩って子が、最後に千里くんみたいな格好をしていて。それで「大江千里みたいだな」って言われてて、思わず「おー!」って声が出ちゃった(笑)。




↑↑↑↑大江千里デビュー40周年スペシャルサイトはこちら↑↑↑↑