2024年5月号|特集 大江千里『1234』

⑥佐野元春『HEARTLAND』|『1234』につながる1988年邦楽アルバム

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レビュー

2024.5.10


佐野元春 WITH THE HEARTLAND
『HEARTLAND』

1988年4月21日発売

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1. アンジェリーナ
2. ワイルド・ハーツ−冒険者たち
3. 君をさがしている(朝が来るまで)
4. ハートビート(小さなカサノバと街のナイチンゲールのバラッド)
5. コンプリケイション・シェイクダウン
6. ニューエイジ
7. シェイム−君を汚したのは誰
8. インディビジュアリスト
9. ドゥー・ホワット・ユー・ライク(勝手にしなよ)
10. ストレンジ・デイズ−奇妙な日々
11. プリーズ・ドント・テル・ミー・ア・ライ
12. 99ブルース
13. ロックンロール・ナイト
14. サムデイ
15. ガラスのジェネレーション



転がる巨石のようなゴツゴツした演奏を披露する力強いライヴ盤

 大江千里が『1234』をリリースした同年の’88年、レーベルメイトの佐野元春は、初のライヴ・アルバムとなる『HEARTLAND』をリリースした。前年の9月15日に横浜スタジアムで行われた初の単独スタジアム・ライヴの音源を中心としたライヴ盤だ。アルバムチャートで1位を獲得している。

 佐野のバックバンド“HEARTLAND”をタイトルに冠している。HEARTLANDは以下のメンバーで構成されたバンドだ。長田進(gt)、阿部吉剛(pf)、西本明(key)、小野田清文(ba)、古田たかし(dr)、里村美和(per)、ボーン助谷(trb)、石垣三十郎(trp)、ダディ柴田(sax)。

文/鳥居真道




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