2024年4月号|特集 大滝詠一 EACH TIME

②「夏のペーパーバック」|Disc1-2|『EACH TIME 40th Anniversary Edition』全曲解説

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レビュー

2024.4.2

文/柴崎祐二


「夏のペーパーバック」


別れの予感を運ぶ“夏の終わり”のブリーズ



 クラシカルなチェンバロのイントロと、飛沫をあげるようなスネアが、波が押し寄せるビーチ・サイドの夏のムードを絶妙に演出する。“ザザザザ”っというアコースティック・ギターのストロークが、砂浜を歩く語り手の足取りを表しているよう。シンセサイザーのシーケンサーも実にいいアクセントになっている。




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