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2024年3月号｜特集　作詞家の世界

⑧竜真知子｜狩人『狩人 First 出逢った人に』｜作詞家名鑑・歌詞を味わう名盤

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レビュー

2024.3.12


狩人
『狩人 First 出逢った人に』
1977年10月25日発売

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1. コスモス街道
2. 想い出なんかに
3. 別れの場面（シーン）
4. 季節が変わる前に
5. 雨あがりのスケッチ
6. 滑走路
7. あずさ2号
8. ルナ
9. 秋風にからまわり
10. 誕生日
11. 卒業写真
12. 引き潮


特急の出発時刻を織り込む斬新さと鮮烈な情景の描写力

　狩人というグループ名は、“いつまでもヒットを狙うハンター（狩人）であって欲しい”という気持ちをこめて、作曲家の都倉俊一が名付けた。その言葉どおりに、’77年のデビュー曲「あずさ2号」は80万枚を超える大ヒットとなり、日本レコード大賞では新人賞を受賞した。

　竜真知子による歌詞も斬新であった。特急の出発時刻を織り込むというのは、それまでの歌謡曲の歌詞にはなかったものだ。竜真知子は具体的に、列車がどのあたりを走行しているのかまでを想定して歌詞を書いたという。

文／小川真一



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