2024年2月号|特集 筒美京平

【Part4】作詞家・橋本淳が語る「盟友・筒美京平」|一番好きな曲「真夏の出来事」~筒美京平への想い

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インタビュー

2024.2.28

インタビュー・文/鈴木啓之 写真/島田香


京平さんのただメロディーを考えるだけでなく、全体のアレンジから作り上げるというやりかたは生涯変わらなかったでしょうね(橋本淳)


【Part3】からの続き)

── 橋本さんは、筒美京平さんがたくさん手がけられたディスコ系の作品でも組まれていますよね。浅野ゆう子さんですとか。

橋本淳 そうですね。「セクシー・バス・ストップ」は、京平さんが弟さん(音楽プロデューサー・渡辺忠孝氏)のために手がけた仕事なんですよ。オリエンタル・エクスプレスというユニットで、ジャック・ダイアモンドなんていう名前を使って。ソウル・グループのMFSBの日本版を目指したんですね。和楽器で作ってインストゥルメンタルで発表してたんですけど、それに僕が歌詞を後はめしました。これは日音の村上(司)さんのアイデアでもあったと思います。そうしたらその時に珍しく京平さんが「ここの歌詞を変えよう」って言ってきたんですよ。「じゃあ好きに変えていいよ」とか言った記憶があります。


浅野ゆう子
「セクシー・バス・ストップ」

作詞:橋本淳/作曲:Jack Diamond(筒美京平)/編曲:高田弘
1976年4月25日発売







橋本淳 Hashimoto Jun
1939年生まれ。青山学院高等部時代に1年後輩の筒美京平と知り合う。フジテレビのプロデューサーであり後に作曲家として大成功するすぎやまこういちの私設アシスタントを経て、’66年、作詞家としてジャッキー吉川とブルー・コメッツの「青い瞳」でデビュー、同「ブルー・シャトウ」(’67年)で初の『日本レコード大賞』を受賞。ヴィレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」(’68年)などに代表される大ヒットで“GSで最も売れた作詞家”として知られている。ミリオンセラーとなったいしだあゆみの「ブルー・ライト・ヨコハマ」(’68年)をはじめ、橋本淳(作詞)×筒美京平(作曲)作品は550曲を超え、筒美京平がコンビを組んだ作詞家では最も多い。

平山みき&野宮真貴
「アーティスト/ホットな地球よ」

2024年2月14日発売
DDCB-12985/2CD/3000円(税込)
SPACE SHOWER MUSIC

▶再生はこちら

Disc1
「アーティスト」
作詞:橋本淳/作曲:筒美京平/編曲:船山基紀
「ホットな地球よ」
作詞:橋本淳/作曲:筒美京平/編曲:本間昭光

Disc2(Bonus Track)
2023年9月18日開催・ビルボードライブ東京
「野宮真貴、渋谷系歌謡曲を歌う。」からのライブ音源
①MC
②くれないホテル/野宮真貴
③Hey Girl/野宮真貴
④真夏の出来事/平山みき
⑤いつか何処かで/平山みき
⑥フレンズ/平山みき&野宮真貴
⑦アーティスト/平山みき&野宮真貴
⑧ダンシング・セブンティーン/野宮真貴


https://music.spaceshower.jp/news/251779/




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