2024年2月号|特集 筒美京平

③南沙織『17歳』|筒美京平を知るアルバム名鑑

会員限定

レビュー

2024.2.5


南沙織
『17歳』

1971年10月1日発売

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1. 17才
2. なぜかしら
3. シンシアの青春
4. 島の伝説
5. ふるさとの雨
6. 潮風のメロディ
7. ローズ・ガーデン
8. そよ風にのって
9. ビー・マイ・ベイビー
10. ハロー・リバプール
11. サマー・クリエーション
12. オー・シャンゼリゼ


最新の英米ポップスに精通した筒美の本領発揮となる“サウンド・デザイン”

 沖縄出身でエキゾチックな雰囲気が魅力だった南沙織に“私は今/生きている”と、恋をする気持ちに生きる悦びを重ね、彼女の当時の年齢をそのままタイトルをつけてしまう有馬三恵子の歌詞も洒落ているが、軽やかなストリングスとタンバリン、“パッパヤ、パ~”のコーラスで爽やかな海辺の情景に仕上げた筒美京平のさりげない“サウンド・デザイン”が素晴らしい。そんなデビュー曲「17歳」に始まる1stアルバム。

文/岡村詩野




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