2024年1月号|特集 ガールポップ’90s

ガールポップ’90s名鑑・名盤レビュー|⑨久松史奈『BIRTH』

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レビュー

2024.1.12


久松史奈
『BIRTH』

1993年2月24日発売

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1. BRAND NEW DAY
2. あの時のままでいたい
3. 忘れずにいられたら
4. 天使の休息
5. 今夜は
6. DON'T LEAVE ME NOW
7. WALK
8. GROWING UP
9. 17のまま
10. 瞬きもせずに


ロック路線を確立した、初のセルフ・プロデュース作

 高校時代にバンドのボーカリストとして活動を開始した久松史奈はヤマハ音楽振興会主催のオーディションを経て、’90年にBMGビクターよりデビュー。ドラマ主題歌に起用された「天使の休息」(’92年)でブレイクし、“学園祭の女王”となる。初期はヤマハの先輩、TOM(TOM☆CATのボーカル)からの提供曲などを歌っていたが、2ndアルバム以降は自作詞中心の活動へ移行。サウンド面でも本人の志向を反映してUSロック色を強めていく。

文/濱口英樹