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2024年1月号｜特集　ガールポップ’90s

【Part2】渡瀬マキ スペシャル・ロングインタビュー

会員限定

インタビュー

2024.1.12

インタビュー・文／池上尚志　写真／上飯坂一



（【Part1】からの続き）


ロックでも、ガールでもなく、全てをポップでくるんで受け入れた


――’95年にレコード会社を移籍しますが、その前後のタイミングでメンバーの皆さんはソロを作られていますよね。マキさんも最初のソロ・アルバム『message d'amour』がそこで出ました。

渡瀬マキ　うん。移籍は関係なくて、休みがあったから。長期の休みを初めてもらったの。7ヶ月間。それで、ソロ・アルバムを作ろうって。

――びっくりしたのは、セルフ・プロデュースなんですよね。

渡瀬マキ　はい（ニヤリとする）。

――今の笑みの意味は（笑）。実はこのアルバム、今、結構評価が高いんですよ。今日の企画のテーマはガールポップですが、シティポップ・ブームの感性が90年代まで流れてきて、そこからまた世界が広がってく中でガールポップに到達しているという流れがあるんです。そういう目線で聞いたときに、これいいじゃんって言っている人、何人も知っているんです。

渡瀬マキ　やった～！ ありがとう！ 来たよ（笑）。


渡瀬マキ
『message d'amour』
1995年9月21日発売



――アイドルの時代を除けば、ずっと同じバンドの演奏で歌ってきたと思うんですね。今までとは違う人たちと一緒に作るという時に、どんなことをやりたいと思っていたんでしょうか。

渡瀬マキ　もしソロ・アルバムを作るならとずっと考えていました。カメラマンはこの人、スタイリストはこの人、曲を書いてもらいたいのはこの方たち、って感じで。バンドとは違うものってのもありますし、純粋にこの人と一緒にやってみたいなっていう興味とか。生楽器にこだわりたかったのと、ちょっとおしゃれな作品にしたいってのはあったかな。私の中にちゃんとテーマがあったんですよ。

――そしてまた、思わせぶりな顔していますが（笑）。




渡瀬マキ（わたせ・まき）
●1989年、LINDBERGのヴォーカリストとしてシングル「ROUTE 246」でデビュー。シングル「今すぐKiss Me」はフジテレビ「世界で一番君が好き！」の主題歌に、「BELIEVE IN LOVE」はフジテレビ「夢で逢えたら」のオープニング曲に起用。2002年のツアーを最後に解散。その後はアーティストのプロデュース、楽曲提供をしながらも、2009年に自身のソロライヴを初開催。同年LINDBERG結成20周年を機に1年間の限定でLINDBERG再活動。2014年、LINDBERG結成25周年にはバンドを完全復活させ、ソロ活動と併行して現在も精力的に活動中。


【LINDBERG HOP STEP JUMP 2024 in 横浜】
2024年1月30日（火）新横浜 NEW SIDE BEACH!!
2024年2月22日（木）新横浜 NEW SIDE BEACH!!

【LINDBERG きっと素晴らしいツアーにするんだツアー again 2024 ～後編は北へ～】
2024年2月2日（金）仙台 darwin
2024年2月4日（日）札幌 cube garden
2024年2月25日（日）郡山 HIPSHOT JAPAN


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