2023年12月号|特集 西城秀樹
⑮『BIG GAME ’83 HIDEKI FINAL IN STADIUM CONCERT』|復刻シリーズ[ライヴ]アルバム徹底Review
レビュー
2023.12.27
西城秀樹
『BIG GAME ’83 HIDEKI FINAL IN STADIUM CONCERT』
1983年9月15日発売
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[Disc 1]
1. フォーエバー
2. ラビング・ユー・ベイビー
3. バッド・ケース・オブ・ラビング・ユー
4. ホワイト・フェザーズ
5. カラパナ・ルナ
6. ホワイ・ミー
7. フェイスフリー
8. シーズ・ア・ビューティー
9. 炎の彼方
10. セパレイト・ウェイズ
11. ハイ・ライフ
12. クレイジー・リズム
13. エンドレス・ハーモニー
14. ラストシーン
15. 聖・少女
16. センチメンタル・ガール
[Disc 2]
1. 炎
2. 激しい恋
3. 恋の暴走
4. ツイスト・ガール
5. 青春に賭けよう
6. 眠れぬ夜
7. ギャランドゥ
8. ナイト・ゲーム
9. ブーメラン ストリート
10. 傷だらけのローラ
11. ありがとう大阪スタジアム
12. セクシー キャッツ
13. 恋の列車はリバプール発
14. セイリング
一皮剥けた歌い手としてのスケール感が伝わる『BIG GAME』シリーズ最終作
10年にわたって開催し続けてきた大阪球場での公演も、本年がラスト。この一夜のため特別に作られた「ありがとう大阪スタジアム」という楽曲が聴ける点でも、貴重なアルバムとなっている(しかし、愛する会場に捧げたアンセムというのも、世界的に見て珍しいのではないか)。おなじみの洋楽カヴァーには、カジャグーグーの「ホワイト・フェザーズ」も登場。第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンの波が、秀樹の元にも押し寄せている。しかし、ロバート・パーマー、ナイト・レンジャー、プラネット・P・プロジェクト、ジャーニー、チューブス、モダン・ロマンス……改めて思い知らされる、このジャンルの幅広さよ。洋楽と一言で表現しても、これらのグループは、決して同じ一冊の音楽誌には同居しなかっただろう。その楽曲の数々に一度に触れられる機会というのは、当時、西城秀樹のコンサートをおいて他にはなかったはず。
文/下井草秀
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