2023年11月号|特集 はっぴいえんど+URCレコード

⑳V.A. 『心に響くフォークソング - イムジン河(URC銘曲集2)』|URCレコード名盤ディスクレビュー

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レビュー

2023.11.30


Various Artists
『心に響くフォークソング - イムジン河(URC銘曲集2)』

2023年9月27日発売

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1. 岡林信康「ゆきどまりのどっちらけ」
2. 中川五郎「恋人よベッドのそばにおいで」
3. 五つの赤い風船「遠い世界に」
4. 斉藤哲夫「悩み多き者よ」
5. 中川砂人「この道」
6. アテンションプリーズ「私が一番きれいだった時」
7. 加川良「ゼニの効用力について」
8. ミューテーション・ファクトリー「イムジン河」
9. 金延幸子「み空」
10. 柳田ヒロ「風が焦げる匂いがするだろう」
11. ザ・ディランⅡ「男らしいってわかるかい」
12. 高田渡「鉱夫の祈り」
13. 友部正人「もう春だね」(Live)
14. 愚「あかりが消えたら」
15. 早川義夫「サルビアの花」
16. 赤い鳥「竹田の子守唄」(URCバージョン)
17. 三上寛「誰を怨めばいいのでございましょうか」
18. 遠藤賢司「君のことすきだよ」


URCレコードの入門編であり、同時にこのレーベルの真髄を知るコンピ

 URCレコードの様々な曲を集めたコンピレーション『URC銘曲集』の第2弾。『心に響くフォークソング -イムジン河』のタイトルで、名曲の数々が集められている。

 サブ・タイトルでも触れられている「イムジン河」は、ミューテーション・ファクトリーによる演奏で収められている。ザ・フォーク・クルセダーズによる「イムジン河」が発売日の直前に販売中止となってしまい、その代わりにとアングラ・レコード・クラブ(URCレコードの前身)の第1回会員配布レコードとして制作された。

 ミューテーション・ファクトリーは、この騒動をうけ急遽結成されたグループで、メンバーはアマチュア時代のフォーク・クルセダーズに在籍していた平沼義男と芦田雅喜、それにフォークル版「イムジン河」の作詞者である松山猛の3人。こんな機転も、インディペンデントなURCレコードだからこそできたことだ。

文/小川真一




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