2023年11月号|特集 はっぴいえんど+URCレコード

⑯吉田美奈子『扉の冬』|はっぴいえんど関連作品ディスクレビュー

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レビュー

2023.11.24


吉田美奈子
『扉の冬』

1973年9月21日発売

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1. 外はみんな
2. 待ちぼぅけ
3. 扉の冬
4. ねこ
5. 綱渡り
6. 変奏
7. かびん
8. ひるさがり
9. 週末


キャラメル・パパのエレガントに躍動する演奏と有機的に結びついたソングライティング

 吉田美奈子のデビュー作で、トリオ・レコード傘下のレーベル、ショーボートの第1弾作品。作詞・作曲はすべて吉田によるもの。プロデュースは吉田、吉野金次、細野晴臣の3名が務めた。バッキングは、細野、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆の4人が担当。細野の『HOSONO HOUSE』に参加した面々で、キャラメル・ママと名乗った。’73年のキャラメル・ママの仕事を整理すると、まず『HOSONO HOUSE』があり、次が『扉の冬』で、その次が荒井由実の『ひこうき雲』という順番だ。

文/鳥居真道




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