2023年11月号|特集 はっぴいえんど+URCレコード

⑭細野晴臣『HOSONO HOUSE』|はっぴいえんど関連作品ディスクレビュー

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レビュー

2023.11.21


細野晴臣
『HOSONO HOUSE』

1973年5月25日発売

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1. ろっかばいまいべいびい
2. 僕は一寸
3. CHOO-CHOOガタゴト
4. 終りの季節
5. 冬越え
6. パーティー
7. 福は内 鬼は外
8. 住所不定無職低収入
9. 恋は桃色
10. 薔薇と野獣
11. 相合傘


後のキャラメル・ママの面々と作り上げた多様な景色を映し出す初ソロ作

 はっぴいえんど解散直前に細野晴臣は、鈴木茂、松任谷正隆、林立夫ら、気心知れた仲間たちとバンドを結成する。この細野の記念すべきソロ・デビュー・アルバムは、後にキャラメル・ママと呼ばれる彼らの初レコーディング作品としても知られている。

 録音は狭山の米軍ハウスにあった細野の自宅。当時、その周辺には都心から次々とミュージシャンやアーティストらが移り住み、コミューン的な様相を呈していたという。そんなピースフルな70年代初期の雰囲気と、新しい音に挑戦する細野の気概が色濃く漂っているのがこのアルバムである。

文/片島吉章




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