2023年11月号|特集 はっぴいえんど+URCレコード

⑥シバ『青い空の日に』|URCレコード名盤ディスクレビュー

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レビュー

2023.11.9


シバ
『青い空の日に』

1972年3月15日発売

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1. 淋しい気持で
2. ものうさ
3. もぐらの唄
4. どこかへ
5. もしも
6. バスが走る
7. ハッピー・ニュー・イヤー・ブルース
8. 夜汽車に乗って
9. 不眠症
10. この世で
11. 帰り道
12. 青い空の日(ブルースカイ・ブルース)
13. 私の青空


しわがれた声で歌われる丸裸で勝負を仕掛けたストイックな弾き語り作品

 永島慎二の内弟子だったという漫画家でもあり、画家や陶芸家としての顔も持っていることや、高田渡と共にジャグバンド・武蔵野タンポポ団の中心人物だったことで語られがちなシバ。関西の勢力が強かったURC周辺の人脈図の中でも、吉祥寺周辺に根付き、フォークだけでなくブルースに強く影響を受けていた彼の存在はどこか辺境的で、独自の道を行くぶっきらぼうな佇まいが魅力と言える。

文/峯大貴




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