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2023年10月号｜特集　キャンディーズ

レビュー｜ALBUMS｜⑨キャンディーズ・ライブ（蔵前国技館10,000人カーニバルVol.2）

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レビュー

2023.10.20


キャンディーズ
『キャンディーズ・ライブ（蔵前国技館10,000人カーニバルVol.2）』
1976年12月5日発売

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1. プラウド・メアリー
2. あなたに夢中
3. DO YOU LOVE ME
4. 危い土曜日
5. 恋のあやつり人形
6. THE HOUSE OF THE RISING SUN
7. NEVER MY LOVE
8. 夜空の星
9. 想い出の渚
10. （THEY LONG TO BE）CLOSE TO YOU
11. SIR DUKE
12. 春一番
13. 夏が来た！
14. ハート泥棒
15. その気にさせないで
16. ダンシィング・ジャンピング・ラブ
17. めざめ
18. さよならのないカーニバル



日本の歌謡曲の伝統を感じさせる洋楽ヒット曲を取り上げたライヴ盤第2弾

　’76年10月11日に東京・蔵前国技館で行われた＜第二回 10,000人カーニバル＞の模様を収録した、キャンディーズにとって2枚目のライヴ・アルバム。前年の第一回目を収めた『キャンディーズ10,000人カーニバル』では終盤のクライマックスで披露したクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルのカヴァー曲「プラウド・メアリー」が、“お元気ですか～！”の掛け声に始まる1曲目に登場しているのが重要だ。この曲、前作では曲の真髄を伝える序盤のポエトリー部分を含めスピリチュアルなニュアンスを伝えていたが、ここでは2曲目「あなたに夢中」から7曲目「NEVER MY LOVE」までシームレスに続く前半で勢いをつける役割を果たしている。その中には、オリジナル曲に混ざる形で「DO YOU LOVE ME」（コントゥアーズなど）、「THE HOUSE OF THE RISING SUN」（アニマルズなど）、「NEVER MY LOVE」（アソシエイション）などの洋楽カヴァーが含まれているのが印象的。

文／岡村詩野


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