2023年8月号｜特集 EPIC 45
EPICデビュー・アルバム名鑑45｜80s｜⑦TM NETWORK『RAINBOW RAINBOW』
レビュー
2023.8.9
TM NETWORK
『RAINBOW RAINBOW』
1984年4月21日発売
再生はこちら ▶
1. カリビアーナ・ハイ
2. クロコダイル・ラップ（Get away）
3. 1/2の助走（Just For You And Me Now）
4. 1974（16光年の訪問者）
5. クリストファー
6. イパネマ'84
7. 金曜日のライオン（Take it to the lucky）
8. RAINBOW RAINBOW（陽気なアインシュタインと80年代モナリザの一夜）
9. パノラマジック（アストロノーツの悲劇）
40年の時を超えるポップスとしての強度、完成度の高さの再注目されるべき作品
’79年にデビューしたロック・バンド、SPEED WAYのメンバーだった宇都宮隆、木根尚登、小室哲哉が3人組のユニットとして再出発した最初の作品。後の大成功を考えれば控えめな71位というチャート・アクション。小室プロデュース作品らしいシンセサイザーが前面に出たアレンジではあるものの、「Get Wild」に代表される未来的で緊張感のあるデジタル・サウンドと比べれば、ワム！、ネーナ、バグルスにELOといった洋楽ヒットチャートに対する良質な回答といった趣が強く、80年代の作品が見直されている今こそ再注目されるべき作品とも言える。
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