2023年7月号|特集 山下達郎 RCA/AIR YEARS

第18回:坂本龍一|山下達郎RCA AIR YEARS ミュージシャン名鑑

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コラム

2023.7.27

文/北村和孝



坂本龍一


 達郎にとってまさに盟友、坂本龍一(以後、教授)も惜しくも’23年3月28日に旅立った。70年代中頃、鍵盤奏者としてすでに話題となっていた教授だが、大瀧詠一のレコーディングに呼ばれたことでさらにその人脈を拡げていくことに。福生スタジオで出会った達郎と教授は年齢もほぼ同じだったこともあり初対面から意気投合する。大瀧詠一、伊藤銀次、達郎によるコラボレーション作『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』(’76年)では、「ドリーミング・デイ」「パレード」筆頭に教授の鍵盤プレイが全編にわたり大活躍。また、大貫妙子『Grey Skies』(’76年)、『SUNSHOWER』(’77年)におけるプレイやアレンジも衝撃的だった。



坂本龍一の参加アルバム

『SPACY』(’77年)
『IT'S A POPPIN' TIME』(’78年)
『GO AHEAD!』(’78年)
『MOONGLOW』(’79年)

https://www.tatsurorcaairyears.com/