2023年7月号|特集 山下達郎 RCA/AIR YEARS

第16回:斉藤ノヴ|山下達郎RCA AIR YEARS ミュージシャン名鑑

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コラム

2023.7.25

文/北村和孝



斉藤ノヴ


 浜口庫之助に師事しつつも、ほぼ自己流でパーカッションの演奏技術を取得していったという斉藤ノヴ。とりわけコンガ、ボンゴを代表する皮ものの表情の付け方はそれだけでノヴとわからせる達人である。元々シンガー志望だったがゆえの歌心のあるプレイニュアンス、何より70年代より台頭してきたラテンロック、クロスオーヴァーを昇華したパワフルな演奏で、ティン・パン・アレーのレコーディングに参加するなど、日本を代表するパーカッション奏者として認識されていく。



斉藤ノヴの参加アルバム

『SPACY』(’77年)
『IT'S A POPPIN' TIME』(’78年)
『MOONGLOW』(’79年)
『RIDE ON TIME』(’80年)

https://www.tatsurorcaairyears.com/