2023年7月号|特集 山下達郎 RCA/AIR YEARS

第13回:松木恒秀|山下達郎RCA AIR YEARS ミュージシャン名鑑

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コラム

2023.7.20

文/北村和孝



松木恒秀


 卓越したギタープレイで数々のセッションやザ・プレイヤーズ(鈴木宏昌、岡沢章、渡嘉敷祐一らが参加)などでの活躍も印象的だが、兎にも角にも職人肌のギタリストとしての生涯を全うした松木恒秀も、達郎とは実に長い付き合いだった。すでにセッションギタリストとして売り出し中だった松木がギターで参加したルネ・シマールのレコーディング(‘74年)に、達郎、吉田美奈子、大貫妙子がコーラスで来たことがそもそもの出会い。翌年の美奈子『MINAKO』のレコーディングに参加以後、達郎との関係性も濃くなっていく。なお美奈子の『MONOCHROME』(’80年)から『IN MOTION』(‘83年)までを支えたのも松木恒秀、岡沢、渡嘉敷。これに野力奏一が加わって後に松木のリーダーバンドWhat is HIP?が生まれた。



松木恒秀の参加アルバム

『SPACY』(’77年)
『IT'S A POPPIN' TIME』(’78年)
『GO AHEAD!』(’78年)
『MOONGLOW』(’79年)
『FOR YOU』(‘82年)

https://www.tatsurorcaairyears.com/