2023年6月号|特集 林哲司の50年

船山基紀(作編曲家)|林哲司の50年に寄せて~同時代を築いたジャイアンツからのメッセージ集

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スペシャル

2023.6.16

①林哲司との仕事で忘れられない時間やシーン、いちばん印象に残っている事柄は?

松本伊代さんの「信じかたを教えて」は、哲ちゃん(そう呼ばせてください)の甘いメロディーと伊代さんの声がすごくマッチしていて、とにかくメロディーがじんわりと入り込んでくる。決して派手ではないけれど、一度聞いたら忘れられない曲です。当時アイドルがセルフプロデュースするというやり方も珍しかったので、あの時のスタジオの光景は記憶に残っています。思い出深いお仕事の一つです。


松本伊代
「信じかたを教えて」

作詞:川村真澄/作曲:林哲司/編曲:船山基紀
1986年8月5日発売


②『Hayashi Tetsuji Song File』収録曲のなかでいちばん印象に残っている作品は?





船山基紀(ふなやまもとき)
1951年東京都目黒区生まれ。
’74年デビュー作は中島みゆき「アザミ嬢のララバイ」。’77年には沢田研二「勝手にしやがれ」で日本レコード大賞を受賞。五輪真弓「恋人よ」渡辺真知子「迷い道」などニューミュージックを代表する作品を手がけていく。
’82年からL.A.に拠点を移し、帰国後FairlightCMIを導入した新しい楽曲制作のスタイルでC-C-B、Wink、中山美穂など80年代アイドル全盛期の礎を築く。 
田原俊彦、少年隊に始まり近年ではKing&Prince、ABC-Zなど歴代ジャニーズグループの編曲や舞台音楽も数多く手がけている。
著書に『ヒット曲の料理人・船山基紀の時代』
CD BOX『船山基紀サウンドストーリー 時代のイントロダクション』

オフィシャルサイト https://funayamamotoki.com



林哲司
『Hayashi Tetsuji Song File』

仕様 : CD5枚組 +ブックレット
品番 : MHCL-30815〜30819
価格 : ¥14,850(税込)
2023年6月21日発売




【関連イベント】


林哲司50周年記念SPイベント
『歌が生まれる瞬間(とき)』 ~Talk&Live~

会場:赤坂レッドシアター

●6/30(金)
出演:林哲司
ゲスト:萩田光雄(作曲家・編曲家)、船山基紀(作曲家・編曲家)
ゲストMC:半田健人

●7/1(土)
出演:林哲司
ゲスト:売野雅勇(作詞家)
ゲストシンガー:大和邦久、富岡美保、一穂

●7/2(日)
出演:林哲司
ゲスト:松井五郎(作詞家)
ゲストシンガー:藤澤ノリマサ、松城ゆきの、一穂

https://ht50th.com/