上田正樹 /AFTER MIDNIGHT -バラードまでそばにいて-1982年
70年代初頭から関西のブルース・シーンで注目を集め、‘77年からソロ活動を開始した上田正樹。本作はアーバン・ソウル路線に転向した80年代初頭の代表作。なんといっても大ヒットした「悲しい色やね」がクライマックス。林哲司によるメロウなメロディに乗せた、康珍化による大阪弁の歌詞が強烈なインパクトを残すバラードの名曲だ。他にも、同じコンビによる「ストレート・ライフ」や「ベイビイ・レイディ」、安部恭弘作曲の「レフト・アローン」、藤本健一作曲の「ピュア・マインド」など和製AORの佳曲が揃う。ドアーズやドリフターズといった洋楽カヴァーも混在し、男の渋さがにじみ出たヴォーカル・アルバムに仕上がっている。
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