2023年1月号|特集 Japanese R&B

【Part3】Nao’ymt インタビュー|クリエイターが語るJapanese R&B

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インタビュー

2023.1.18

インタビュー・文/猪又孝
写真/上飯坂一


自分と向き合ったら言いたいことがまだあって、それが『球体』で爆発した


【Part2】からの続き)

──当時、三浦大知さんに取材する機会が度々あって、2018年に発表した『球体』は、2015年頃から制作が始まったと聞きました。そもそもNaoさんが大知さんに口説かれたんですよね。

Nao’ymt その前に本名の「矢的直明(やまとなおあき)」をテーマにしたソロプロジェクトがあったんです。一年間かけて春夏秋冬をテーマにして5曲ずつ出すっていう。

──2013年末から始めた『矢的直明 2013 大晦日』、『矢的直明 2014 彼岸』、『矢的直明 2014 短夜』、『矢的直明 2014 秋暁』というEPシリーズですね。

Nao’ymt それを大知くんが聴いてくれていて、ありがたいことにリリースの度「Naoさん、良かったです!」って感想を言ってくれたんです。その流れで「Naoさんとそんなアルバムを1枚作りたい」と言ってくれて。こっちとしては「是非!」ですよね。


Nao’ymt
『矢的直明 2014』

2014年12月31日発売







Nao’ymt(ナオワイエムティー)
●本名:矢的直明。東京都千代田区出身。独自の世界観で全てを包括する音楽家。1998年にR&Bコーラスグループ"JINE"を結成。2004年よりプロデュース業を本格的に始め、三浦大知、安室奈美恵、lecca、AI、他、数多くのアーティストに作品を提供している。特に三浦大知の多くの楽曲を担当。中でも、2018年7月リリースのアルバム『球体』は、アルバムコンセプト含め全17曲の作詞作曲・プロデュースをした出色の出来である。また、安室奈美恵に関しては、ヒットシングル「Baby Don't Cry」「Get Myself Back」など、これまで28曲を担当。小室哲哉以降もっとも多くの曲をプロデュースしている。

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