2022年11月号|特集 アレンジャーの仕事

第4回:羽毛田丈史・前編|編曲家が語るアレンジの仕事

会員限定

インタビュー

2022.11.24

インタビュー・文/大谷隆之
写真/島田香


新しいイディオムや手法を身に付けて、自分なりの音楽を生みだしたい欲求が強かった


編曲、アレンジという仕事はどのようなものなのか。編曲家の頭の中はどうなっているのか。ここでは、その秘密を探るべく、実際に第一線で活躍する編曲家に語ってもらうインタビュー・シリーズ。続いては、鬼束ちひろから葉加瀬太郎までジャンルを超えて活躍する羽毛田丈史に話を聞いた。



羽毛田丈史(はけた・たけふみ)
●1960年5月23日生まれ。作・編曲家、ピアニスト、プロデューサーとして、ゴンチチ、葉加瀬太郎、石川さゆり、宮本笑里、中島美嘉、藤田麻衣子などジャンルを問わず幅広いアーティストの作品を手掛ける一方、テレビドラマ、ドキュメンタリー、アニメ、映画などの映像音楽も担当し、多くのサントラ盤をリリースしている。最近作としては、NHK特集ドラマ『混声の森』、NHKスペシャル『見えた 何が永遠が“立花隆 最後の旅”』『新・ドキュメント太平洋戦争』、2023年6月公開の映画『水は海に向かって流れる』の音楽のほか、葉加瀬太郎の最新アルバム『BEAUTIFUL WORLD』のプロデュースを手掛けている。また、自身のソロコンサート“image la plume”を立ち上げ、毎年、東京・名古屋・大阪にて開催している。2020年11月には、自身の還暦を記念したソロアルバム『PIANO 60's』をリリース。

羽毛田丈史オフィシャルウェブサイト