2022年9月号|特集 再生!アナログレコード

【Part2】 プレス/カッティング|GREAT TRACKS スペシャル~滝瀬茂のアナログ盤談義

会員限定

インタビュー

2022.9.9

インタビュー・文/大塚広子


豊かな音質と確かな音圧にこだわった、ソニーミュージックのアナログ・レコード専門レーベル「GREAT TRACKS」。究極のアナログの響きとして理想を掲げる「80年代輸入盤レコードの音」を目指して、数々のレコードを送り出してきたプロデューサーの滝瀬茂が、アナログ・レコードについて語り合う対談シリーズ。第2回は2018年に約30年ぶりにアナログ・レコードの自社一貫生産を復活させたソニー・ミュージックソリューションズ 大井川プロダクションセンターの青木功雄氏と共にプレスについて語り合った。



滝瀬さんのリクエストで、音がどんどん良くなったことが顕著にわかってきた(青木)





青木功雄(あおき・いさお)

株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ ゼネラルマネージャー

1990年に株式会社ソニーDADCジャパンに入社。CDの製造技術に携わる。1996年から2000年までは、アメリカのソニーグループの光ディスク工場に赴任。2000年から2003年は静岡プロダクションセンターにてDVDの製造技術、2003年から茨城プロダクションセンターで4年間勤務し、静岡プロダクションセンターへ戻ってからはBlu-ray、SACD、マスタリングの製造技術を主に担当。2018年から大井川プロダクションセンターに移り主にアナログレコードを担当。


滝瀬茂(たきせ・しげる)

「GREAT TRACKS」プロデューサー

1980年音響ハウス入社。数々のレコーディングにアシスタント・エンジニアとして参加し、’85年MIDIレコードへ転職、坂本龍一、矢野顕子、大貫妙子、EPO他のレコーディングエンジニアとして活躍。EPICソニーに転職後、佐野元春の制作ディレクターとして手腕を発揮、ソニー・ミュージックダイレクト在職中にアナログ盤専門レーベル「GREAT TRACKS」を設立。

GREAT TRACKS オフィシャルサイト

GREAT TRACKS Order Made Vinyl オフィシャルサイト