2022年7月号|特集 真夏のシティポップ!
【Part3】私が作るサマー・サウンド 第3回:井上鑑・前編
インタビュー
2022.7.11
インタビュー・文/金澤寿和
写真/島田香
写真/島田香
楽しすぎず悲しすぎずのバランスがキモかもしれない
(【Part2】からの続き)
南佳孝に次いで登場するのは、作曲家、編曲家、キーボード奏者、そしてソロ・アーティストとマルチな才能を持つ井上鑑。稲垣潤一「夏のクラクション」、泰葉「フライディ・チャイナタウン」などのシティポップの数々の名曲に関わった他、大滝詠一作品でも重要な役割を果たした。いわばサマー・サウンドの屋台骨といえる存在であるだけに、貴重な話を伺うことができた。
──今、世界的なシティポップ・ブームが来ていますが、当時それを現場で作られていたお立場から、どう見ていらっしゃいますか。
井上鑑(いのうえ・あきら)
●東京生まれ。桐朋学園大作曲科在学中(三善晃氏に師事)より作編曲家として音楽活動を開始。『PROPHETIC DREAM 予言者の夢』でデビュー以降14枚のアルバムを発表。寺尾聰「ルビーの指環」で日本レコード大賞編曲賞受賞。大瀧詠一、福山雅治、佐野元春、吉田兄弟他多数のヒット作、話題作に参加。先鋭な感覚と確かな書法で多彩な表現を展開している。’22年3月『TOKYO INSTALLATION』(’86年)を再発。今秋「TOKYO INSTALLATION 2022」プロジェクトを始動。https://www.akira-inoue.com
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【Part4】私が作るサマー・サウンド 第4回:井上鑑・後編
インタビュー
2022.7.14
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【Part2】私が作るサマー・サウンド 第2回:南佳孝・後編
インタビュー
2022.7.5