2022年6月号｜特集 大江千里
【Part2】Life of S.O. ～ 大江千里のライフ・ストーリー 「1983-1987」
解説
2022.6.8
文／大窪由香
♪十人十色〜。そのフレーズとの出会いは、3つ年上の従姉の鼻歌だった。やがてテレビでキャンディのCMを見かけ、アーティスト・大江千里をはっきりと認識することになる。テレビの中で歌っている人は大抵、ちっちゃな頃から悪ガキでそのうち不良と呼ばれていたような人なんだと思い込んでいた当時小学生の筆者は、メガネをかけた優等生風の千里さんにビジュアルに釘付けになったし、学校で習ったばかりの四字熟語をこんなふうに歌う人がいるのかと驚いたものだ。♪十人十色〜と鼻歌を歌っている時の従姉はいつもご機嫌だった。ある日、従姉の部屋に転がっていたキャンディをつまみ取ると、「あ！あんたにはまだ早いよ！」と取り上げられてしまった。デートの予定もキッスの予定もない子にはまだ食べちゃいけない、と。結局そのキャンディの味を知らないまま、大人になってしまった。
この記事の続きは otonano ID でログインすると閲覧できます。
otonano ID はメールアドレスのみで無料で登録できます。
大江千里
『Senri Oe Singles』
2022年6月22日発売
詳細は大江千里デビュー40周年プロジェクト スペシャルサイトまで
スペシャルサイトはこちら ▶
ご購入はこちら ▶
-
【Part3】Life of S.O. ～ 大江千里のライフ・ストーリー 「1988-1992」
解説
2022.6.17
