2022年5月号|特集 アルファに、胸キュン。
【Part3】私の好きなアルファ ~ ピーター・バラカン 第3回:YMOの思い出
インタビュー
2022.5.11
インタビュー・文/大谷隆之 写真/島田香
一部でもいいから、英語圏の人の頭に言葉が残ることを意識した
(【第2回】からの続き)
──ピーターさんから見て、当時YMOの3人はどんな雰囲気でしたか?
ピーター・バラカン 僕がヨロシタ・ミュージックで働き始めた’81年は、3人ともまだ尖っていた時代ですからね。特に『BGM』のレコーディングは、細野さんと教授の関係があまりよくなかった時期なので。スタジオの空気もけっこうピリピリしていた。幸宏が間に入ることで、辛うじてバンドが成り立っているようなところはありました。
──なるほど。
ピーター・バラカン
●1951年ロンドン生まれ。ロンドン大学日本語学科を卒業後、’74年に音楽出版社の著作権業務に就くため来日。現在フリーのブロードキャスターとして活動。テレビやラジオのレギュラー多数。’13年5月、日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰する第50回ギャラクシー賞の「DJパーソナリティ賞」を受賞。また2022年にNHK放送文化賞受賞。著書に『ピーター・バラカン式英語発音ルール』(駒草出版)、『Taking Stock どうしても手放せない21世紀の愛聴盤』(駒草出版)、『ロックの英詞を読む〜世界を変える歌』(集英社インターナショナル)、『わが青春のサウンドトラック』(光文社文庫)、『ピーター・バラカン音楽日記』(集英社インターナショナル)、『魂(ソウル)のゆくえ』(アルテスパブリッシング)、『ラジオのこちら側』(岩波新書、電子書籍だけ)、『ぼくが愛するロック 名盤240』(講談社+α文庫、、電子書籍だけ)などがある。2014年から小規模の都市型音楽フェスティヴァルLive Magic(https://www.livemagic.jp/)のキュレイターを務める。Website: https://peterbarakan.net/
Twitter: https://twitter.com/pbarakan
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