2022年5月号|特集 アルファに、胸キュン。

【Part2】私の好きなアルファ ~ ピーター・バラカン 第2回:YMOとの仕事

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インタビュー

2022.5.6

インタビュー・文/大谷隆之 写真/島田香


YMOの現場を見たことで考え方がずいぶん変わった


【第1回】からの続き)

──ピーターさんが初めて坂本龍一さんの歌詞を英訳されたのが、1980年。

ピーター・バラカン はい、夏だったと思います。

──で、その年の暮れにはYMOのマネジメント事務所「ヨロシタ・ミュージック」に入社されています。これはどういう経緯で?


ピーター・バラカン

●1951年ロンドン生まれ。ロンドン大学日本語学科を卒業後、’74年に音楽出版社の著作権業務に就くため来日。現在フリーのブロードキャスターとして活動。テレビやラジオのレギュラー多数。’13年5月、日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰する第50回ギャラクシー賞の「DJパーソナリティ賞」を受賞。また2022年にNHK放送文化賞受賞。著書に『ピーター・バラカン式英語発音ルール』(駒草出版)、『Taking Stock どうしても手放せない21世紀の愛聴盤』(駒草出版)、『ロックの英詞を読む〜世界を変える歌』(集英社インターナショナル)、『わが青春のサウンドトラック』(光文社文庫)、『ピーター・バラカン音楽日記』(集英社インターナショナル)、『魂(ソウル)のゆくえ』(アルテスパブリッシング)、『ラジオのこちら側』(岩波新書、電子書籍だけ)、『ぼくが愛するロック 名盤240』(講談社+α文庫、、電子書籍だけ)などがある。2014年から小規模の都市型音楽フェスティヴァルLive Magic(https://www.livemagic.jp/)のキュレイターを務める。

Website: https://peterbarakan.net/
Twitter: https://twitter.com/pbarakan