2022年4月号|特集 『NIAGARA TRIANGLE VOL.2』

【Part4】曽我部恵一が語る『NIAGARA TRIANGLE VOL.2』

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インタビュー

2022.4.20

インタビュー・文/北沢夏音

写真/石垣星児

『NIAGARA TRIANGLE VOL.2』を聴いたときの感想は……やっぱり「’80s」ですよね


【Part3】からの続き)

――曽我部くんが『NIAGARA TRIANGLE VOL.2』を最初に聴いたのはいつ頃?

曽我部恵一 はっぴいえんどや大滝さんのファーストを聴いた後だね。それから大滝さんのアルバムを全部聴き始めて、そのとき買える物を順番に聴く感じ。中古盤屋で「あ、これあった」って買う。その当時(’94~’95年)はまだそんなにレアじゃなくて、『大瀧詠一/ファースト・アルバム』が1,500円ぐらいだったかな。その後、バーッと値段が高くなって、またバーッと下がったんだけど、今はもう市場にあんまりない。当時も『LET’S ONDO AGAIN』や『多羅尾伴内楽團』は高かったけど、他は再発盤でよければだいたい何でも買えたから、『NIAGARA MOON』も、シュガー・ベイブ『SONGS』もその頃聴いたし……。



曽我部恵一(そかべ・けいいち)

●1971年8月26日生まれ。香川県出身。90年代初頭よりサニーデイ・サービスのヴォーカリスト/ギタリストとして活動を始める。'95年に1stアルバム『若者たち』を発表。'01年にはNY同時多発テロに触発され制作されたシングル「ギター」でソロ・デビューも果たす。'04年、自主レーベル「ROSE RECORDS」を設立。以後、サニーデイ・サービス/ソロと並行し、プロデュース・楽曲提供・映画音楽・CM音楽・執筆・俳優など、形態にとらわれない表現を続けている。
http://www.sokabekeiichi.com/
http://rose-records.jp/