ラジオ|アーカイヴ配信|伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第318回「林家彦いち」特集 ~自分で作れば作るほど古典落語の面白さがわかる編~ ゲスト:林家彦いち

会員限定

2019.11.15




◆INFORMATION◆




林家彦いち『瞠目笑 天地万象をネタにした珍笑話集』

PIE International刊
価格:¥1,750+税
詳細はこちら PIE International

噺家・林家彦いちが世相を斬り、社会風刺で挑む、至極の小噺集!
この小噺はあれだよ
インテリゲンチャじゃないと無理だな ―久米宏―

TBSラジオの中でも人気番組であるのが、『久米宏 ラジオなんですけど』。
その中の名物コーナーが林家彦いち師匠の『ネタおろし生落語「彦いち噺」』です。
毎週、放送テーマに合わせて政治や社会ネタ、話題の出来事を盛り込んだ新作落語=小噺を創作して披露しています。
コーナー8年の歴史の膨大なストックから、選りすぐりの小噺を一冊にまとめて、ドドン!とお届けします!

時の政権、経済、文化、社会問題、芸能、風俗、流行、話題の人など、天地万象をネタにした珠玉の小噺を満載しています。
ラジオを聴いていない人、ラジオを聴いていたけれどオチが分からなかった人、聴き取れなかった人、かつての政治や社会問題、時事ネタなんて忘れてれたなぁという人のためにも、おさらいしやすい注釈付きで分かりやすく、誰が読んでも面白い笑話集です。

さらに小噺以外にも、製作秘話が語られる奥深い寄稿は見逃せません!

◎ラジオ番組のパーソナリティをつとめる久米宏さんが、鋭い洞察で「林家彦いち」を解説。神韻縹渺たる寄稿文を掲載!

◎放送構成作家・稲原 誠さんが、コーナー『彦いち噺』の小噺ができるまでの紆余曲折と無茶振りさを教えてくれます。

★カバー装画は、鈴木ひょっとこさんです。
浮世絵と現代の家電を融合した「家電シリーズ」が代表的な作品として知られる人気画家。
アウトドア・アクティビティを楽しむかのように万有のネタを操り、さまざまな小噺を創出する彦いち師匠を描いています。





『毎日新聞落語会 林家彦いち』

品番:MHCL-2318
価格:¥1,905+税
ご購入はこちら Sony Music Shop

体育会系らくご男子。
落語界の体育会系代表、笑顔が素敵な林家彦いち(はやしやひこいち)が毎日新聞落語会CDシリーズに登場。彦いちにしか創れない演れない自伝的私小説落語「長島の満月」、古典落語を自身に取り込み独自の解釈を詰め込みはきだす強烈な「青菜」。新作と古典の両輪で全力疾走しながら落語と格闘する真骨頂の二席を収録。


『毎日新聞落語会 林家彦いち2』

品番:MHCL-2656
価格:¥1,944+税
ご購入はこちら Sony Music Shop

戦う落語家による第二弾!
毎日新聞落語会「渋谷に福来たる」CDシリーズから林家彦いち第二弾。アウトドア噺家としての本領発揮といえるエベレスト登山直前に収録した「反対車」と円丈作「遥かなるたぬきうどん」を収録。

★MORE INFORMATION
池袋演芸場・11月中席夜の部 主任:林家彦いち(11/20まで)
林家彦いち公式サイト



◆銀次のオススメ◆



矢野顕子『SUPER FOLK SONG』【アナログLP】

品番:MHJL-14
価格:¥3,700+税
ご購入はこちら Sony Music Shop

矢野顕子歴史的カバー・アルバムをアナログレコードで再リリース
矢野顕子が1992年に発表した歴史的カバー・アルバム「SUPER FOLK SONG」。ピアノと歌だけの“一発録り”レコーディング。矢野オリジナルに見事に形を変えた各曲、録音時の極限の緊張感まで伝わるようなすさまじい臨場感…。「名盤」の領域をも超えた作品と言っても過言ではないこのアルバムをアナログレコードで再リリース。CDとは違った趣を感じるであろう。

矢野顕子アナログ復刻スペシャルサイト





放送後記

 今週は落語家の林家彦いち師匠をゲストにお招きしてお送りいたします。立川志らべさん、桃月庵白酒さんと、落語家さんのゲストも折に触れお呼びしている当番組。銀次さんは以前から彦いちさんとも顔見知りということで、今回満を持してゲストにお越しいただきました。10月にはレギュラー出演しているラジオ番組『久米宏 ラジオなんですけど』(TBSラジオ 毎週土曜日 13:00~)の名物コーナーを書籍化した『瞠目笑』を刊行したばかりの彦いちさん。創作落語を軸足に置きつつ、落語という伝統芸能に新たな表現を模索している彦いちさんと、落語の奥深さや魅力について、じっくりと語り合っていただきました。

 そして、番組ではみなさまからのメッセージをお待ちしております。ご意見、ご感想、こんなゲストを呼んでほしいというリクエストなどなど、何でも結構です。どしどしお寄せください! このページのメッセージフォームからお送りいただけると幸いです。





●次回予告
2019年11月22日更新予定
第319回「HEATWAVE『Blink』」特集 その1
~今感じたことをロックンロールの衝動で伝えることがみんなへの感謝編~
ゲスト:山口洋(HEATWAVE)






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出演者プロフィール

伊藤銀次

伊藤銀次(いとう ぎんじ)

●1950年12月24日、大阪府生まれ。'72年にバンド“ごまのはえ”でデビュー。その後ココナツバンクを経て、シュガー・ベイブの'75年の名盤 『SONGS』(「DOWN TOWN」は山下達郎との共作)や,大瀧詠一&山下達郎との『NIAGARA TRIANGLE VOL.1』('76年)など,歴史的なセッションに参加。'77年『DEADLY DRIVE』でソロ・デビュー。以後、『BABY BLUE』を含む10数枚のオリジナル・アルバムを発表しつつ、佐野元春、沢田研二、アン・ルイス、ウルフルズなど数々のアーティストをプロデュース。『笑っていいとも』のテーマ曲「ウクウキWATCHING」の作曲、『イカ天』審査員など、多方面で活躍。
▶Facebook

RIO

RIO(リオ)

●1974年三重県津市生まれ。
アートが好きな父親の影響を受け、3歳から地元の作家 大浦峰郎氏 のもとで水彩画や工作、油彩を学び、次第に画家を志すようになる。
1989 年、本格的に絵画を学ぶ為、中学卒業後単身渡米、アメリカの芸術高校、芸術大学を経て1995年帰国。
1998年 趣味で友人たちと組んたバンドで歌っていたところを、吉本興業が運営していたコミュニティーラジオ「YES-fm」のプロデューサーに「歌は全然イケてないけど、歌と歌の間のMCが最高におもろいし、声がいい!」とスカウトされ、突如ラジオDJ としてデビューする。
1999年~2000年 大阪のFM802でミュージシャンの番組アシスタントを経験後、FM大阪でレギュラー番組、名古屋のZIP-FMのオーディションで優勝しレギュラー番組を獲得など、音楽好きがこうじてデビュー直後から次々と番組が決まる。
その後、大阪を中心にFM大阪、FM802(大阪)、ZIP-FM(名古屋)、東京FM系列全国ネットなどで15年以上にわたりレギュラー番組を担当、テレビ番組出演や、イベントMC、CM・番組ナレーションなど仕事の幅は広がり、多忙を極める。
タレントとしての仕事がどんどん増える一方、忙しくて満足に筆を持つことすらできない状況に悩み続ける。
そして2014年、画家としての活動に専念するため、関西の主要レギュラー番組を全て辞め、FM大阪の30分間の収録番組だけを持って上京。
その後インターナショナルアートフェスティバルファイナリストとしてニューヨークで作品が展示されるなど、鮮やかな色遣いと、優美で繊細な線、独特な感性から生み出される作品は国内外で高く評価される。
また、一度は手放してしまった声の仕事も、依頼が後をたたず、東京のラジオ局でのDJの他、海外のラグジュアリーコスメブランドのCMナレーションや、国内を代表するアーティストのPVナレーションを担当するなど精力的に活動。
現在は東京で画家RIO UMEZAWAとして国内外で活躍しながら、ラジオDJやイベントMC、ナレーションの仕事も続け、コミュニケーション・話し方講師、アートセラピストとしても活動を続けている。
▶オフィシャルサイト

アーカイブ配信 パーソナリティ紹介

土橋一夫(どばし かずお)

●テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。

能地祐子(のうじ ゆうこ)

●東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。