ラジオ|アーカイヴ配信|伊藤銀次のPOP FILE RETURNS
第311回「パイド・パイパー・ハウス」特集 その1 ~ラヴィン・スプーンフルの気怠い感じを再現するのは難しい編~ ゲスト:長門芳郎(パイド・パイパー・ハウス店主/音楽ライター/プロデューサー)
2019.9.27
◆INFORMATION◆
『RCA グルーヴィー・ソングバーズ』
品番:SICP-31277
価格:¥2,000+税
ご購入はこちら Sony Music Shop
米RCAレコードの女性シンガーたちの選りすぐりの名曲、レア曲をコンパイル!
●2016年7月、伝説のレコードショップ「パイドパイパーハウス」がタワー・レコード渋谷5Fにショップ・イン・ショップという形で復活。大きな話題となり、当初半年限定の予定が1年限定に延長となる。さらに、閉店を惜しむ声が高くなり、無期延長となった。今回、3周年を記念して、過去ベストセラーとなった『ベスト・オブ・パイド・パイパー・デイズ』、『同 Vol.2』、『コロンビア・グルーヴィー・ソングバーズ』 に続き、パイドパイパー・デイズからのコンピレーション第4弾をリリース。●今作は昨年秋に発売され、好評を博した『コロンビア・グルーヴィー・ソングバーズ』の続編。60年代にRCAレコードからリリースされた女性シンガーたちの選りすぐりの名曲、レア曲をピックアップ。ポップス・ファンにはお馴染みのアン・マーグレット、ペギー・マーチ、スキーター・デイヴィスから、日本では未紹介の知るひとぞ知るレスリー・ミラー、バーバラ・クーパー、ナンシー・アダムスなどの超レアな作品まで。世界初CD化、日本初CD化多数収録。コロムビア編同様に、豪華作家陣、名プロデューサー/アレンジャーのいい仕事が満載!
『RCA グルーヴィー・ソングバーズ』スペシャルサイト
ラヴィン・スプーンフル『The Best Of The Lovin' Spoonful』
品番:SICP-31277
価格:¥2,100+税
ご購入はこちら Sony Music Shop
<パイド・パイパー・デイズ>プレゼンツ ラヴィン・スプーンフル 紙ジャケ・コレクション
●60年代半ば、ジョン・セバスチャン、ザル・ヤノフスキー、スティーヴ・ブーン、ジョー・バトラーの4人によって、ニューヨーク、グリニッジ・ヴィレッジで結成。「魔法を信じるかい?」、「うれしいあの娘」、「デイドリーム」、「サマー・イン・ザ・シティ」ほか、数多くの大ヒット曲を放ち、アメリカを代表する人気グループとして活躍。フォーク、ブルース、ジャグ・バンド・ミュージック、ジャズ、カントリー、ロックンロール、R&B、ブリル・ビルディング・ポップスなど、様々なアメリカ音楽を掘り下げ、ミックスすることによって生まれた彼らならではのオリジナリティ溢れるサウンドは高い評価を得た。
●本作は1967年にリリースした「ベスト・オブ・ラヴィン・スプーンフル」の世界初CD化を紙ジャケ仕様で再発。1968年にリリースした続編となる「ベスト・オブ・ラヴィン・スプーンフル Vol.2」の音源全曲+それ以降の音源6曲も追加収録した全30曲。彼らのシングル曲、代表曲を網羅した決定版的な内容。モノ盤の音源を使用予定。また、LPに封入されていたメンバーそれぞれのフォトカードをミニチュア化して復刻。A式、セミダブルジャケット。
67年に全米アルバム・チャート3位を記録した『ベスト・オブ・ラヴィン・スプーンフル』に68年の続編『ベスト・オブ・ラヴィン・スプーンフル Vol.2』(同156位)の全曲、さらに6曲を加えた全30曲をモノ音源で収録した究極のベスト盤!
★MORE INFORMATION
パイドパイパーハウス - タワーレコード オンライン
パイドパイパーハウス - Twitter
◆銀次のオススメ◆
坂本龍一『B-2 UNIT』[2019リマスタリング]
(SACDハイブリッド)
品番:MHCL-10122
価格:¥3,000+税
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(アナログLP)
品番:MHJL-101
価格:¥3,700+税
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坂本龍一 1980年発表ソロ作品のリイシュー!
1980年YMO人気が過熱する中発売された坂本龍一の2作目のソロ作品。「音」や「音色」そのものに焦点をあて制作された今作は、時代をこえ今もなお革新的な輝きを放ち続ける過激な意欲作である。
ヘバ・カドリーによる2019年最新リマスタリング。アナログ盤は米国バーニー・グランドマン・マスタリングによるカッティング。
プロデュース:坂本龍一、後藤美孝 / 参加ミュージシャン:アンディ・パートリッジ(XTC)、組原正、大村憲司 / エンジニア:デニス・ボヴェル、スティーヴ・ナイ、小池光夫、寺田康彦 ほか
坂本龍一『B-2 UNIT』[2019リマスタリング]スペシャルサイト
放送後記
今週と来週は、タワーレコード渋谷店にて展開しているパイド・パイパー・ハウスの店主として音楽愛好家に広く知られている長門芳郎さんをゲストにお迎えしてお届けいたします。70年代はシュガー・ベイブのマネージャーとして活動し、その後表参道にパイド・パイパー・ハウスを開店、80年代にはピチカート・ファイヴを見い出すなど、40年以上にわたりさまざまな形で内外の“いい音楽”を紹介し続けています。銀次さんとも福生時代以来の長いおつきあいということもあり、非常に盛り上がったトークとなりました。今回は最近長門さんが手掛けた“パイド・パイパー・デイズ”“グルーヴィー・ソングバーズ”各シリーズをご紹介しながら、長門さんにまつわるさまざまなお話を伺いました。
そして、番組ではみなさまからのメッセージをお待ちしております。ご意見、ご感想、こんなゲストを呼んでほしいというリクエストなどなど、何でも結構です。どしどしお寄せください! このページのメッセージフォームからお送りいただけると幸いです。
●次回予告
2019年10月4日更新予定
第312回「パイド・パイパー・ハウス」特集 その2
~レコード屋さんに行くといろんな出会いがある編~
ゲスト:長門芳郎(パイド・パイパー・ハウス店主/音楽ライター/プロデューサー)
伊藤銀次のPOP FILE RETURNSへのご意見、ご希望
出演者プロフィール
伊藤銀次(いとう ぎんじ)
●1950年12月24日、大阪府生まれ。'72年にバンド“ごまのはえ”でデビュー。その後ココナツバンクを経て、シュガー・ベイブの'75年の名盤 『SONGS』(「DOWN TOWN」は山下達郎との共作)や,大瀧詠一&山下達郎との『NIAGARA TRIANGLE VOL.1』('76年)など,歴史的なセッションに参加。'77年『DEADLY DRIVE』でソロ・デビュー。以後、『BABY BLUE』を含む10数枚のオリジナル・アルバムを発表しつつ、佐野元春、沢田研二、アン・ルイス、ウルフルズなど数々のアーティストをプロデュース。『笑っていいとも』のテーマ曲「ウクウキWATCHING」の作曲、『イカ天』審査員など、多方面で活躍。
▶Facebook
RIO(リオ)
●1974年三重県津市生まれ。
アートが好きな父親の影響を受け、3歳から地元の作家 大浦峰郎氏 のもとで水彩画や工作、油彩を学び、次第に画家を志すようになる。
1989 年、本格的に絵画を学ぶ為、中学卒業後単身渡米、アメリカの芸術高校、芸術大学を経て1995年帰国。
1998年 趣味で友人たちと組んたバンドで歌っていたところを、吉本興業が運営していたコミュニティーラジオ「YES-fm」のプロデューサーに「歌は全然イケてないけど、歌と歌の間のMCが最高におもろいし、声がいい!」とスカウトされ、突如ラジオDJ としてデビューする。
1999年~2000年 大阪のFM802でミュージシャンの番組アシスタントを経験後、FM大阪でレギュラー番組、名古屋のZIP-FMのオーディションで優勝しレギュラー番組を獲得など、音楽好きがこうじてデビュー直後から次々と番組が決まる。
その後、大阪を中心にFM大阪、FM802(大阪)、ZIP-FM(名古屋)、東京FM系列全国ネットなどで15年以上にわたりレギュラー番組を担当、テレビ番組出演や、イベントMC、CM・番組ナレーションなど仕事の幅は広がり、多忙を極める。
タレントとしての仕事がどんどん増える一方、忙しくて満足に筆を持つことすらできない状況に悩み続ける。
そして2014年、画家としての活動に専念するため、関西の主要レギュラー番組を全て辞め、FM大阪の30分間の収録番組だけを持って上京。
その後インターナショナルアートフェスティバルファイナリストとしてニューヨークで作品が展示されるなど、鮮やかな色遣いと、優美で繊細な線、独特な感性から生み出される作品は国内外で高く評価される。
また、一度は手放してしまった声の仕事も、依頼が後をたたず、東京のラジオ局でのDJの他、海外のラグジュアリーコスメブランドのCMナレーションや、国内を代表するアーティストのPVナレーションを担当するなど精力的に活動。
現在は東京で画家RIO UMEZAWAとして国内外で活躍しながら、ラジオDJやイベントMC、ナレーションの仕事も続け、コミュニケーション・話し方講師、アートセラピストとしても活動を続けている。
▶オフィシャルサイト
アーカイブ配信 パーソナリティ紹介
土橋一夫(どばし かずお)
●テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。
能地祐子(のうじ ゆうこ)
●東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。