ラジオ|アーカイヴ配信|伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第135回「ゴールデン☆アイドル 南野陽子」特集 ~シンガー・ソングライター的な手法のアイドル編~ ゲスト:音楽プロデューサー 吉田格さん

会員限定

2015.12.4




◆INFORMATION◆
南野陽子 / ゴールデン☆アイドル 南野陽子 30th Anniversary


品番:MHCL-30334
価格:\7,000+税
ご購入はこちら Sony Music Shop

ゴールデン☆アイドル 南野陽子デビュー30周年記念ヴァージョン!
デビュー30周年を迎えた南野陽子ゴールデン☆アイドルシリーズのアニヴァーサリー・ヴァージョン!Disc1~3に全シングル曲を網羅、Disc4と5は、南野陽子自身が選曲したフェイヴァリット曲集。さらに、ヴォーカル新録音曲として、彼女の新たな作詞による「Lonely Night」の日本語詞ニューヴァージョン(タイトル名未定)、「Knock!!Knock!!Knock!!」の 南野陽子ソロヴァージョンを新たに収録。そしてゴールデン☆アイドルシリーズの目玉であるアナログシングル・ジャケットの復刻、さらには数々の限定仕様やCD仕様盤のアートワーク、南野陽子インタビューも掲載した豪華ブックレット付。最新デジタル・リマスター&高品質CD:Blu-spec CD2盤!

【関連リンク】
南野陽子の“えっ、ナンノ話?” スペシャルサイト

<ライブ・インフォメーション>
南野陽子デビュー30周年コンサート“NANNO 30th ANNIVERSARY”
●2016年2月11日(木・祝) 〈大阪〉森ノ宮ピロティーホール
?開場:12:30/開演:13:00 ?開場:17:00/開演:17:30

●2016年2月20日(土) 〈東京〉品川ステラボール
?開場:13:30/開演:14:00 ?開場:18:00/開演:18:30

●2016年2月21日(日)〈東京〉品川ステラボール
?開場:13:30/開演:14:00 ? 開場:18:00/開演:18:30


◆銀次のオススメ◆
太田裕美 / まごころ


品番:DQCL-573
価格:\3,000+税
ご購入はこちら Sony Music Shop

太田裕美1975年のデビューアルバム、久々の単品再発!
「まごころ弾き語り」のキャッチフレーズでデビューした太田裕美のファースト・アルバム。ヒット・シングル「雨だれ」とそのクラシカルバージョンを含む全12曲。四季の移ろいをテーマに松本隆が全体の構成を担当。【オリジナル発売日:1975年2月1日】

【関連リンク】
オーダーメイドファクトリー


放送後記 from 能地祐子

 今回は、デビュー30周年を記念してリリースされる南野陽子さんの5枚組最強ベスト『ゴールデン☆アイドル 南野陽子 30th Anniversary』の大特集をお届けします。ゲストには、デビュー以来の担当ディレクターであり、現在は音楽プロデューサーとして活躍されていている吉田格さん。こうしてラジオでお話をされる機会は珍しいのですが、もう、業界では“格さん”といえば知らぬ者はない大ベテランです。今回の《銀次のオススメ》でご紹介した太田裕美さんの近作や全集も手がけておられますし、銀次さんとも長年にわたってさまざまな場面でお仕事をされてきた方です。そのあたりの話題は次回ゆっくり……ということで、今回は南野陽子さんが80~90年代に残した名曲の数々の制作秘話をたっぷり伺います。アイドル談義というよりも、かなりマニアックな音楽好きである格さん&銀次さんが語る音楽業界クリエイター裏話ですかね。というわけで、ナンノ・ファンならずともポップス・ファン必聴の回でございますよ。

 10代の頃には“かわいいなぁ”とか“いい曲だなぁ”とか素直に楽しんでいたアイドル・ポップス。子供のころよりたくさんの音楽を知っている今になって聴いてみると、ただ懐かしいだけではなく“そうか、このアレンジはA&Mサウンドを意識していたのかぁ”とか“このメロディって、すごくブリティッシュっぽいからカッコよかったんだな”とか…新たな発見にワクワクすることってありますよね。たとえば“ひかる一平くんの曲が60'sフレイバーでカッコよすぎると思ったら、なるほどアレンジは伊藤銀次だったのか!”とかね(笑)。時代を超えて輝き続けるアイドル・ポップスの陰には、キラリと光るセンスのクリエイターやプロデューサーの存在があるのです。今回は、そんな“オトナのためのナンノ・ポップス”ガイド!? 70年代、洋楽黄金時代のCBSソニー(当時)に入社した吉田さんはさまざまなジャンルの音楽を幅広く楽しむことの面白さを身をもって知り、その経験が80年代にデビューした南野さんとのお仕事につながっているというお話はとても興味深かったです。ソニー系レーベルのアイドルって、みんな本当に音楽的にそれぞれの個性がある魅力的な方が多かったのはそういうことだったんだなぁと納得。南野さんの作品は大御所だけでなく、若手のソングライターの書いた隠れた名曲というのも多かったんですが。銀次さんとuncle jamを結成した黒沢秀樹さんの兄、後にL-Rとしてデビューした黒沢健一さんの曲を私が初めて聴いたのも南野陽子さんのアルバムだったんです。そのあたりの経緯もお話してくださいました。いやぁ、ホントに、歴史の陰にはいろんなエピソードがあるんですね!

 番組では、皆さまからのメッセージをお待ちしております。ご意見、お聞きになってのご感想、こんなゲストを呼んでほしいというリクエストなどなど、何でもけっこうです。よろしくお願いします。みなさまの声が銀次さん、スタッフ一同の励みになります! このページのメッセージフォームからお送りいただけると幸いです。次回も引き続き吉田格さんをお迎えして、危険なぶっちゃけトーク満載で(笑)お届けします。お楽しみに!


●次回予告
2015年12月11日更新予定
第136回「吉田格の仕事」特集
~金の鯉になった郷ひろみ編~
ゲスト:音楽プロデューサー 吉田格さん


●1週間限定アンコール配信はこちら
第115回「ルーツ・オブ・木根尚登」特集その2
~レコーディングはひたすら待つ編~
ゲスト:木根尚登





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出演者プロフィール

伊藤銀次

伊藤銀次(いとう ぎんじ)

●1950年12月24日、大阪府生まれ。'72年にバンド“ごまのはえ”でデビュー。その後ココナツバンクを経て、シュガー・ベイブの'75年の名盤 『SONGS』(「DOWN TOWN」は山下達郎との共作)や,大瀧詠一&山下達郎との『NIAGARA TRIANGLE VOL.1』('76年)など,歴史的なセッションに参加。'77年『DEADLY DRIVE』でソロ・デビュー。以後、『BABY BLUE』を含む10数枚のオリジナル・アルバムを発表しつつ、佐野元春、沢田研二、アン・ルイス、ウルフルズなど数々のアーティストをプロデュース。『笑っていいとも』のテーマ曲「ウクウキWATCHING」の作曲、『イカ天』審査員など、多方面で活躍。
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RIO

RIO(リオ)

●1974年三重県津市生まれ。
アートが好きな父親の影響を受け、3歳から地元の作家 大浦峰郎氏 のもとで水彩画や工作、油彩を学び、次第に画家を志すようになる。
1989 年、本格的に絵画を学ぶ為、中学卒業後単身渡米、アメリカの芸術高校、芸術大学を経て1995年帰国。
1998年 趣味で友人たちと組んたバンドで歌っていたところを、吉本興業が運営していたコミュニティーラジオ「YES-fm」のプロデューサーに「歌は全然イケてないけど、歌と歌の間のMCが最高におもろいし、声がいい!」とスカウトされ、突如ラジオDJ としてデビューする。
1999年~2000年 大阪のFM802でミュージシャンの番組アシスタントを経験後、FM大阪でレギュラー番組、名古屋のZIP-FMのオーディションで優勝しレギュラー番組を獲得など、音楽好きがこうじてデビュー直後から次々と番組が決まる。
その後、大阪を中心にFM大阪、FM802(大阪)、ZIP-FM(名古屋)、東京FM系列全国ネットなどで15年以上にわたりレギュラー番組を担当、テレビ番組出演や、イベントMC、CM・番組ナレーションなど仕事の幅は広がり、多忙を極める。
タレントとしての仕事がどんどん増える一方、忙しくて満足に筆を持つことすらできない状況に悩み続ける。
そして2014年、画家としての活動に専念するため、関西の主要レギュラー番組を全て辞め、FM大阪の30分間の収録番組だけを持って上京。
その後インターナショナルアートフェスティバルファイナリストとしてニューヨークで作品が展示されるなど、鮮やかな色遣いと、優美で繊細な線、独特な感性から生み出される作品は国内外で高く評価される。
また、一度は手放してしまった声の仕事も、依頼が後をたたず、東京のラジオ局でのDJの他、海外のラグジュアリーコスメブランドのCMナレーションや、国内を代表するアーティストのPVナレーションを担当するなど精力的に活動。
現在は東京で画家RIO UMEZAWAとして国内外で活躍しながら、ラジオDJやイベントMC、ナレーションの仕事も続け、コミュニケーション・話し方講師、アートセラピストとしても活動を続けている。
▶オフィシャルサイト

アーカイブ配信 パーソナリティ紹介

土橋一夫(どばし かずお)

●テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。

能地祐子(のうじ ゆうこ)

●東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。