ラジオ|アーカイヴ配信|伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第118回「シュガー・ベイブ」特集その1~僕の目で見るシュガー・ベイブですけど編~
ゲスト:村松邦男

会員限定

2015.8.7




放送後記 from 能地祐子
 前回、BUZZのおふたりと銀次さんのトークで、1970年代半ばの音楽シーンへとタイムスリップしたような気分になってしまいました。が、今週も来週も、私はまだまだ2015年には帰れそうもありません(笑)。今回は、1975年に発売されたアルバム『SONGS』の40周年記念デラックス・エディションが発売されたシュガーベイブの特集をお届けします。ゲストにはシュガーベイブのオリジナル・メンバーであり、そんなわけで短期間ながらシュガーベイブで銀次さんとツインギターを唸らせた“同僚”でもあった名ギタリスト・村松邦男さんが来てくださいました! 結成当時や『SONGS』レコーディング中のお話、そして銀次さんとのツインギター・コンビでの秘話。そして、70年代の洋楽マニアならワクワクニンマリしてしまうであろう濃いいいいいーギタリスト談義まで。そして、スペシャル・セッションでは、なんと、あの曲をふたりで! あれやこれや、本当にもりだくさんです。濃いです、まじで濃い! 最後までたっぷりとお楽しみください。


 ちなみに。実はこの日、収録中に突然の「こぬか雨」……じゃなくて、雷雨が! もちろんふだんの収録には支障のない防音設備が整っているスタジオの中にも、バリバリと地響きのような雷の音が。番組中、銀次さんが「雷?」と呟いているのはそのことなのです。


 私は村松さんとお話させていただいたのは初めてだったのですが、クールな中に穏やかさとユーモアがあふれる語り口は、なんというか、ずーっと聴いてきた村松さんご自身のギターの音色と不思議と似ているような感じがしました。時おりフッとやんちゃな表情をされたり、銀次さんとニコニコ冗談を言い合っているところは、今も“シュガーベイブのあいざき信也”(by銀次さん)の面影が残っているようで、(巨匠に向かってこんなことを言うのは失礼かもしれませんが)とってもチャーミング!ですよね。長らく活動されている安部OHJIさんとの“R・O・M・A”の他に、最近“しゅがあ村”という新たなユニットでも活動を始められたという村松さん。ぜひライブ情報もチェックしてみてくださいね。《銀次のオススメ》コーナーで話してくださった、ライブで歌っているという小坂忠さんの「機関車」のカヴァーもぜひとも聴いてみたいなぁと思いました。


 番組では、皆さまからのメッセージをお待ちしております。ご意見、お聞きになってのご感想、こんなゲストを呼んでほしいというリクエストなどなど、何でもけっこうです。よろしくお願いします。みなさまの声が銀次さん、スタッフ一同の励みになります! このページのメッセージフォームからお送りいただけると幸いです。来週も、村松さんをお迎えしてお届けします。お楽しみに!



●次回予告
2015年8月14日更新予定
第119回「シュガー・ベイブ」特集その2
~坂本くんと、なんで解散するんだろうね?編~
ゲスト:村松邦男



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出演者プロフィール

伊藤銀次

伊藤銀次(いとう ぎんじ)

●1950年12月24日、大阪府生まれ。'72年にバンド“ごまのはえ”でデビュー。その後ココナツバンクを経て、シュガー・ベイブの'75年の名盤 『SONGS』(「DOWN TOWN」は山下達郎との共作)や,大瀧詠一&山下達郎との『NIAGARA TRIANGLE VOL.1』('76年)など,歴史的なセッションに参加。'77年『DEADLY DRIVE』でソロ・デビュー。以後、『BABY BLUE』を含む10数枚のオリジナル・アルバムを発表しつつ、佐野元春、沢田研二、アン・ルイス、ウルフルズなど数々のアーティストをプロデュース。『笑っていいとも』のテーマ曲「ウクウキWATCHING」の作曲、『イカ天』審査員など、多方面で活躍。
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RIO

RIO(リオ)

●1974年三重県津市生まれ。
アートが好きな父親の影響を受け、3歳から地元の作家 大浦峰郎氏 のもとで水彩画や工作、油彩を学び、次第に画家を志すようになる。
1989 年、本格的に絵画を学ぶ為、中学卒業後単身渡米、アメリカの芸術高校、芸術大学を経て1995年帰国。
1998年 趣味で友人たちと組んたバンドで歌っていたところを、吉本興業が運営していたコミュニティーラジオ「YES-fm」のプロデューサーに「歌は全然イケてないけど、歌と歌の間のMCが最高におもろいし、声がいい!」とスカウトされ、突如ラジオDJ としてデビューする。
1999年~2000年 大阪のFM802でミュージシャンの番組アシスタントを経験後、FM大阪でレギュラー番組、名古屋のZIP-FMのオーディションで優勝しレギュラー番組を獲得など、音楽好きがこうじてデビュー直後から次々と番組が決まる。
その後、大阪を中心にFM大阪、FM802(大阪)、ZIP-FM(名古屋)、東京FM系列全国ネットなどで15年以上にわたりレギュラー番組を担当、テレビ番組出演や、イベントMC、CM・番組ナレーションなど仕事の幅は広がり、多忙を極める。
タレントとしての仕事がどんどん増える一方、忙しくて満足に筆を持つことすらできない状況に悩み続ける。
そして2014年、画家としての活動に専念するため、関西の主要レギュラー番組を全て辞め、FM大阪の30分間の収録番組だけを持って上京。
その後インターナショナルアートフェスティバルファイナリストとしてニューヨークで作品が展示されるなど、鮮やかな色遣いと、優美で繊細な線、独特な感性から生み出される作品は国内外で高く評価される。
また、一度は手放してしまった声の仕事も、依頼が後をたたず、東京のラジオ局でのDJの他、海外のラグジュアリーコスメブランドのCMナレーションや、国内を代表するアーティストのPVナレーションを担当するなど精力的に活動。
現在は東京で画家RIO UMEZAWAとして国内外で活躍しながら、ラジオDJやイベントMC、ナレーションの仕事も続け、コミュニケーション・話し方講師、アートセラピストとしても活動を続けている。
▶オフィシャルサイト

アーカイブ配信 パーソナリティ紹介

土橋一夫(どばし かずお)

●テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。

能地祐子(のうじ ゆうこ)

●東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。