ラジオ|アーカイヴ配信|伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第112回「SYMPHONY #10/杉真理」特集その1~今年も再現ライブやります編~
ゲスト:杉真理

会員限定

2015.6.26




放送後記 from 能地祐子
銀次さんの盟友・杉真理さんが久々に遊びに来てくださいました! 今年になってからは初のご登場ということで、私がおふたりのツーショットを拝見するのは初めてだったのですが……どんなダジャレの応酬になるのか、果たしてダジャレの嵐の中で私は番組を進行できるのかと前夜から眠れませんでした。結果は、番組をお聴きくださいっ(泣)。
 杉さんは、85年にリリースした7枚目のアルバム『SYMPHONY#10』が今年で30周年。アルバムにまつわるお話を中心に、予定されているアニバーサリーのデラックス・エディション発売や、アルバム全曲再現ライブのことなどもたっぷり伺いました。銀次さんを始め佐野元春さん、浜田省吾さん、山下達郎さんなどなどが実名で登場するジャパニーズ・ロックンロールDJ賛歌の名曲「KEY STATION」秘話は、当時この曲に胸ときめかせたラジオっ子の方々(私も含みます!)はとても懐かしい気持ちになることと思います。そして、お楽しみのライヴ・セッションでは、杉さんと銀次さんが初めて一緒に共作した懐かしいナンバーを“ちょっぴりオトナ”ヴァージョンでお届けします!


 《銀次のオススメ》では、故・村下孝蔵さんの17回忌に合わせて発売される未発表ライヴ音源を集めた『きっといつかは』をご紹介します。1999年に46歳の若さで急逝された村下さん。銀次さんはFM番組で村下さんとザ・ベンチャーズの曲をセッションをした時の思い出を話してくださいました。杉さんは、同じ時期にソニーで村下さんと同じディレクター、エンジニアとお仕事をされていたのですね。ディレクターから出された同じテーマのもとにそれぞれ曲を作ったり、いわば隣のクラスの同級生のような交流があったそうです。この《オススメ》コーナーでご紹介する作品は、別にゲストに来る方に合わせて選んでいるわけではないんです。今回もたまたま村下さんのアルバムをピックアップしたのですが、なんだか不思議なご縁を感じてしまいました。おふたりの思い出話、きっと村下さんにも届いていることでしょう。


 番組では、皆さまからのメッセージをお待ちしております。ご意見、お聞きになってのご感想、こんなゲストを呼んでほしいというリクエストなどなど、何でもけっこうです。よろしくお願いします。みなさまの声が銀次さん、スタッフ一同の励みになります! このページのメッセージフォームからお送りいただけると幸いです。
 次回も引きつづき杉真理さんをお迎えしてお送りします。懐かしいあんなこんな話から、杉未来さんを含め、今や名実ともに“家族ぐるみ”のおつきあいというお話などなど。どうぞお楽しみに!



●次回予告
2015年7月3日更新予定
第113回「SYMPHONY #10/杉真理」特集その2
~親子共々お世話になってます編~
ゲスト:杉真理



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出演者プロフィール

伊藤銀次

伊藤銀次(いとう ぎんじ)

●1950年12月24日、大阪府生まれ。'72年にバンド“ごまのはえ”でデビュー。その後ココナツバンクを経て、シュガー・ベイブの'75年の名盤 『SONGS』(「DOWN TOWN」は山下達郎との共作)や,大瀧詠一&山下達郎との『NIAGARA TRIANGLE VOL.1』('76年)など,歴史的なセッションに参加。'77年『DEADLY DRIVE』でソロ・デビュー。以後、『BABY BLUE』を含む10数枚のオリジナル・アルバムを発表しつつ、佐野元春、沢田研二、アン・ルイス、ウルフルズなど数々のアーティストをプロデュース。『笑っていいとも』のテーマ曲「ウクウキWATCHING」の作曲、『イカ天』審査員など、多方面で活躍。
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RIO

RIO(リオ)

●1974年三重県津市生まれ。
アートが好きな父親の影響を受け、3歳から地元の作家 大浦峰郎氏 のもとで水彩画や工作、油彩を学び、次第に画家を志すようになる。
1989 年、本格的に絵画を学ぶ為、中学卒業後単身渡米、アメリカの芸術高校、芸術大学を経て1995年帰国。
1998年 趣味で友人たちと組んたバンドで歌っていたところを、吉本興業が運営していたコミュニティーラジオ「YES-fm」のプロデューサーに「歌は全然イケてないけど、歌と歌の間のMCが最高におもろいし、声がいい!」とスカウトされ、突如ラジオDJ としてデビューする。
1999年~2000年 大阪のFM802でミュージシャンの番組アシスタントを経験後、FM大阪でレギュラー番組、名古屋のZIP-FMのオーディションで優勝しレギュラー番組を獲得など、音楽好きがこうじてデビュー直後から次々と番組が決まる。
その後、大阪を中心にFM大阪、FM802(大阪)、ZIP-FM(名古屋)、東京FM系列全国ネットなどで15年以上にわたりレギュラー番組を担当、テレビ番組出演や、イベントMC、CM・番組ナレーションなど仕事の幅は広がり、多忙を極める。
タレントとしての仕事がどんどん増える一方、忙しくて満足に筆を持つことすらできない状況に悩み続ける。
そして2014年、画家としての活動に専念するため、関西の主要レギュラー番組を全て辞め、FM大阪の30分間の収録番組だけを持って上京。
その後インターナショナルアートフェスティバルファイナリストとしてニューヨークで作品が展示されるなど、鮮やかな色遣いと、優美で繊細な線、独特な感性から生み出される作品は国内外で高く評価される。
また、一度は手放してしまった声の仕事も、依頼が後をたたず、東京のラジオ局でのDJの他、海外のラグジュアリーコスメブランドのCMナレーションや、国内を代表するアーティストのPVナレーションを担当するなど精力的に活動。
現在は東京で画家RIO UMEZAWAとして国内外で活躍しながら、ラジオDJやイベントMC、ナレーションの仕事も続け、コミュニケーション・話し方講師、アートセラピストとしても活動を続けている。
▶オフィシャルサイト

アーカイブ配信 パーソナリティ紹介

土橋一夫(どばし かずお)

●テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。

能地祐子(のうじ ゆうこ)

●東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。