ラジオ|アーカイヴ配信|伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第18回「あの娘のビッグ・ウェンズデー」特集 ~ダディ柴田とダミー柴田編~

会員限定

2013.8.23




第18回「あの娘のビッグ・ウェンズデー」放送後記 from 土橋一夫

「POP FILE RETURNS」第18回放送、お楽しみ頂けましたか?

今回は「あの娘のビッグ・ウェンズデー」特集ということで、5thアルバム『ウィンター・ワンダーランド』へとお話も突入しました。

大滝詠一さんに『ロング・バケイション』という夏のアルバムがあるのなら、銀次さんは冬休みのアルバムを作ってみたら?という作詞家の康珍化さんによるアイディアから制作がスタートしたこのアルバムは、それまでのポリスター3部作を支えて下さったファンの皆さんへの感謝の気持ちを表した作品集だったわけです。

そして何と言っても今回は、この話ですよね。第16回「ディズニー・ガール」特集ではステージに檻を作ったエピソードが出てきましたが、今回はスタッフにダディ柴田さんにそっくりの扮装をさせて、2人のダディさんが登場するという、名付けて「ダディ柴田とダミー柴田」事件!こういう遊び心、大切ですよね。

当時このステージを見たという方は、是非番組ホームページの「投稿フォーム」からメールをお寄せ下さい!佐野元春さんがちょうどニューヨークへ行っていた時期、銀次さんはザ・ハートランドのメンバーと一緒に、こういったステージを展開していたのでした。

それから佐野さんとザ・ハートランドの話が出たところで、当時の貴重なライヴ音源もお聴き頂きました。

9月7日からは全国の劇場で、佐野さんが1983年に井出情児さんと共に制作したロック・ドキュメンタリー『Film No Damage』も公開されますので、是非映画館で迫力あるライヴをお楽しみ頂ければと思います。

30年前の銀次さんの姿も要チェックです!さらに『ウィンター・ワンダーランド』をなぜこういうサウンドで作ったのか、そして大貫妙子さんが「Skylightにポプラの枯葉」にコーラスで参加しているのは実は『Deadly Drive』 に収録の「風になれるなら」のアンサー・ソング的なアイディアであったこと、また向井滋春さんなどのジャズのミュージシャンとポップ・ミュージシャンの違いなど、銀次さんらしいエピソードが一杯飛び出しました。

そして最後に、最近話題のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」関連のコンピレーションCD『春子の部屋~あまちゃん80's HITS~ソニーミュージック編』から、ここに収録された銀次さんアレンジによるアン・ルイスさんの「ラ・セゾン」(1982年)もお届けしました。

さて「POP FILE RETURNS」では皆様からのご意見やご要望もお待ちしております。

是非番組ホームページの「投稿フォーム」からお寄せ下さい。

それから引き続き、過去の放送の再配信についてもご意見をお送り頂けたら嬉しいです。

それでは第19回目の放送をどうぞお楽しみに。


●次回予告

2016年3月11日更新予定

第19回「雪は空から降ってくる」特集

~内輪な話、実はうちわです編~


第20回「アナザー・サイド・オブ・伊藤銀次」特集

~プロデュース、作曲、アレンジ編~





伊藤銀次のPOP FILE RETURNSへのご意見、ご希望

●ご意見・ご希望

●お住まいの都道府県

●ご年齢

●性別

●ラジオネーム(任意のニックネーム)

出演者プロフィール

伊藤銀次

伊藤銀次(いとう ぎんじ)

●1950年12月24日、大阪府生まれ。'72年にバンド“ごまのはえ”でデビュー。その後ココナツバンクを経て、シュガー・ベイブの'75年の名盤 『SONGS』(「DOWN TOWN」は山下達郎との共作)や,大瀧詠一&山下達郎との『NIAGARA TRIANGLE VOL.1』('76年)など,歴史的なセッションに参加。'77年『DEADLY DRIVE』でソロ・デビュー。以後、『BABY BLUE』を含む10数枚のオリジナル・アルバムを発表しつつ、佐野元春、沢田研二、アン・ルイス、ウルフルズなど数々のアーティストをプロデュース。『笑っていいとも』のテーマ曲「ウクウキWATCHING」の作曲、『イカ天』審査員など、多方面で活躍。
▶Facebook

RIO

RIO(リオ)

●1974年三重県津市生まれ。
アートが好きな父親の影響を受け、3歳から地元の作家 大浦峰郎氏 のもとで水彩画や工作、油彩を学び、次第に画家を志すようになる。
1989 年、本格的に絵画を学ぶ為、中学卒業後単身渡米、アメリカの芸術高校、芸術大学を経て1995年帰国。
1998年 趣味で友人たちと組んたバンドで歌っていたところを、吉本興業が運営していたコミュニティーラジオ「YES-fm」のプロデューサーに「歌は全然イケてないけど、歌と歌の間のMCが最高におもろいし、声がいい!」とスカウトされ、突如ラジオDJ としてデビューする。
1999年~2000年 大阪のFM802でミュージシャンの番組アシスタントを経験後、FM大阪でレギュラー番組、名古屋のZIP-FMのオーディションで優勝しレギュラー番組を獲得など、音楽好きがこうじてデビュー直後から次々と番組が決まる。
その後、大阪を中心にFM大阪、FM802(大阪)、ZIP-FM(名古屋)、東京FM系列全国ネットなどで15年以上にわたりレギュラー番組を担当、テレビ番組出演や、イベントMC、CM・番組ナレーションなど仕事の幅は広がり、多忙を極める。
タレントとしての仕事がどんどん増える一方、忙しくて満足に筆を持つことすらできない状況に悩み続ける。
そして2014年、画家としての活動に専念するため、関西の主要レギュラー番組を全て辞め、FM大阪の30分間の収録番組だけを持って上京。
その後インターナショナルアートフェスティバルファイナリストとしてニューヨークで作品が展示されるなど、鮮やかな色遣いと、優美で繊細な線、独特な感性から生み出される作品は国内外で高く評価される。
また、一度は手放してしまった声の仕事も、依頼が後をたたず、東京のラジオ局でのDJの他、海外のラグジュアリーコスメブランドのCMナレーションや、国内を代表するアーティストのPVナレーションを担当するなど精力的に活動。
現在は東京で画家RIO UMEZAWAとして国内外で活躍しながら、ラジオDJやイベントMC、ナレーションの仕事も続け、コミュニケーション・話し方講師、アートセラピストとしても活動を続けている。
▶オフィシャルサイト

アーカイブ配信 パーソナリティ紹介

土橋一夫(どばし かずお)

●テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。

能地祐子(のうじ ゆうこ)

●東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。