ラジオ|アーカイヴ配信|伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第64回 「大貫妙子」特集その2~レコーディングしてると楽しくって編~
ゲスト:大貫妙子

会員限定

2014.7.18




第64回 「大貫妙子」特集その2 放送後記 from 土橋一夫

「POP FILE RETURNS」第64回放送、お楽しみ頂けましたか?

今回も前週に引き続き、大貫妙子さんをお迎えしてお送り致しました。

特に今回は40周年を迎えての感想に始まり、これまでの制作活動について(大貫さんの言葉を借りれば「馬車馬のように作ってきた」1970年代~90年代前半までのことも含め)、レコーディング・モードのこと、そしてデビュー40周年を記念して先頃出版された『大貫妙子 デビュー40周年 アニバーサリーブック』(河出書房新社・刊)の話題を中心にお届け致しました。

番組でも話題にされましたが、中でも興味深かったのは、かつて大貫さんと銀次さん、杉真理さんの3人で行われた『ミュージック・ステディ』での対談(1983年11月号)もここに再収録されておりますので、是非お読み頂ければと思います(ちなみにこの『ミュージック・ステディ』を持っていたので見直してみたら、他に大貫さんと『SIGNIFIE』と銀次さんの『WINTER WONDERLAND』の広告、そしてラッツ&スターの『SOUL VACATION』のレコ評が載っていました。こういう時代でした)。

さらにこの本には、40周年を記念した大貫さんのロング・インタビューも載っておりますので、是非併せてお読み頂ければと思います。

銀次さんの発言にもありましたが、大貫さんや銀次さん、山下達郎さん、そしてナイアガラ周辺の音楽は、当時からいかに純粋で濃いものであったのか、それが浮き彫りになった放送でした。40th ANNIVERSARY LIVEについて、そして最近の活動として3月にリリースされた『きっずじゃずCD』についてもお話頂きましたが、これに関連して飛び出した大貫さんが4歳の頃に東京の宝塚劇場で生演奏を見て大感激したお話、これは初耳でした!大貫妙子さん、2週にわたってありがとうございました!またお会いできるのを楽しみにしております。

さてこの番組のセカンド・シーズンでは、皆様のアイディアを元にした特集をどんどん考えて行きます。

皆様からのご意見やご要望、採り上げて欲しい内容、ゲストのアイディアなどをお待ちしておりますので、是非番組ホームページの「投稿フォーム」からお寄せ下さい。

「POP FILE RETURNS」は、リスナーの皆様からのリクエストやお便りで成り立っております。

また過去の放送の再配信も期間限定ですがスタートしておりますので、是非チェックしてみて下さい(スマートフォンにも実験的にですが対応しております)。

それでは次回の放送もどうぞお楽しみに。次回からは新企画が始まります!





伊藤銀次のPOP FILE RETURNSへのご意見、ご希望

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出演者プロフィール

伊藤銀次

伊藤銀次(いとう ぎんじ)

●1950年12月24日、大阪府生まれ。'72年にバンド“ごまのはえ”でデビュー。その後ココナツバンクを経て、シュガー・ベイブの'75年の名盤 『SONGS』(「DOWN TOWN」は山下達郎との共作)や,大瀧詠一&山下達郎との『NIAGARA TRIANGLE VOL.1』('76年)など,歴史的なセッションに参加。'77年『DEADLY DRIVE』でソロ・デビュー。以後、『BABY BLUE』を含む10数枚のオリジナル・アルバムを発表しつつ、佐野元春、沢田研二、アン・ルイス、ウルフルズなど数々のアーティストをプロデュース。『笑っていいとも』のテーマ曲「ウクウキWATCHING」の作曲、『イカ天』審査員など、多方面で活躍。
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RIO

RIO(リオ)

●1974年三重県津市生まれ。
アートが好きな父親の影響を受け、3歳から地元の作家 大浦峰郎氏 のもとで水彩画や工作、油彩を学び、次第に画家を志すようになる。
1989 年、本格的に絵画を学ぶ為、中学卒業後単身渡米、アメリカの芸術高校、芸術大学を経て1995年帰国。
1998年 趣味で友人たちと組んたバンドで歌っていたところを、吉本興業が運営していたコミュニティーラジオ「YES-fm」のプロデューサーに「歌は全然イケてないけど、歌と歌の間のMCが最高におもろいし、声がいい!」とスカウトされ、突如ラジオDJ としてデビューする。
1999年~2000年 大阪のFM802でミュージシャンの番組アシスタントを経験後、FM大阪でレギュラー番組、名古屋のZIP-FMのオーディションで優勝しレギュラー番組を獲得など、音楽好きがこうじてデビュー直後から次々と番組が決まる。
その後、大阪を中心にFM大阪、FM802(大阪)、ZIP-FM(名古屋)、東京FM系列全国ネットなどで15年以上にわたりレギュラー番組を担当、テレビ番組出演や、イベントMC、CM・番組ナレーションなど仕事の幅は広がり、多忙を極める。
タレントとしての仕事がどんどん増える一方、忙しくて満足に筆を持つことすらできない状況に悩み続ける。
そして2014年、画家としての活動に専念するため、関西の主要レギュラー番組を全て辞め、FM大阪の30分間の収録番組だけを持って上京。
その後インターナショナルアートフェスティバルファイナリストとしてニューヨークで作品が展示されるなど、鮮やかな色遣いと、優美で繊細な線、独特な感性から生み出される作品は国内外で高く評価される。
また、一度は手放してしまった声の仕事も、依頼が後をたたず、東京のラジオ局でのDJの他、海外のラグジュアリーコスメブランドのCMナレーションや、国内を代表するアーティストのPVナレーションを担当するなど精力的に活動。
現在は東京で画家RIO UMEZAWAとして国内外で活躍しながら、ラジオDJやイベントMC、ナレーションの仕事も続け、コミュニケーション・話し方講師、アートセラピストとしても活動を続けている。
▶オフィシャルサイト

アーカイブ配信 パーソナリティ紹介

土橋一夫(どばし かずお)

●テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。

能地祐子(のうじ ゆうこ)

●東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。