ラジオ|アーカイヴ配信|伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第94回「バービーボーイズ」特集その1~生意気だったね!すいません編~
ゲスト:いまみちともたか

会員限定

2015.2.20




放送後記 from 能地祐子
 いまみちともたかさんと、銀次さん。ちょっと意外な顔合わせだと思うリスナーの方もいらっしゃるかもしれません(実は私もそうでした)。確かに、これまで共演や対談をしたことはなかったそうなのです。でも、銀次さんはデビュー間もない頃のBARBEE BOYSのコンサートもよく観ていて、当時から「あのギタリスト、すごいな!」といまみちさんに注目していたそうですし。いまみちさんも今回ゲスト出演のお願いをしたところ「ぜひ、銀次さんとお話がしたい」と快諾、収録の日を楽しみにしてくださっていたとか。ベテランのお二人ですから、当然、共通の友人も多い。となると、あとはもうギタリスト同士ですしね、トークはいきなり白熱のジャム・セッション状態。世代は違えどもバンド出身のギタリストで、ソングライターで、プロデューサーでもあり。と、考えてみたら、共通点も多いんですよね。そんなわけで、時にはちょっと先輩・後輩ってな感じの雰囲気にもなりつつ……。


 今回は、BARBEE BOYSのデビュー・アルバム『1st Option』の30周年記念盤として来週リリースされる最新リマスター版+1985年の未発表ライブの3枚組『REAL BAND-1st Option 30th Anniversary Edition』の話題からスタート。デビュー当時のお話から、今回の目玉企画となる幻の未発表ライブ音源秘話まで。もりだくさんの話題は、ここで文字にするのはもったいないのでぜひ放送でお楽しみください。笑いあり、シビアな本音あり、楽しかったです! 銀次さんが語る、ギタリスト目線でのBARBEE BOYS評も興味深かったです。ミュージシャン同士だからこそ話せるディープでマニアックな話題でありつつ、これは私たちの人生そのものにもあてはまることではないかな……なぁんて思うようなお話もあり。ちょっとウルっとしてしまう瞬間もありました。


 《銀次のオススメ》では、以前番組ゲストにも来てくださった吉田保さんのリマスタリング・シリーズ第二弾の話題を。AORマニア待望のケン田村さんのアルバム2タイトルと、吉田美奈子さんのアルファ時代のアルバム5タイトルをご紹介。実は収録前の打ち合わせ中、テーブルの上にあった美奈子さんのアルバム見つけたいまみちさん、とっても嬉しそうな表情になって「えっ、これ、出るんですか!」とおっしゃったのです。そんなわけで、今回はいまみちさんにお気に入りの曲をセレクトしていただきました。


 みなさまからのあたたかいメッセージやご意見、時にきびしいご指摘もいただきつつ、まだまだ試行錯誤の続く新シーズンですが。おかげさまで概ねご好評をいただいている模様、ありがとうございます。ぜひ今回のご感想もお寄せくださいね。ページ内のメールフォームからお送りいただけます。銀次さん、スタッフ一同、楽しみにお待ちしております。


-------
●佐賀県 scorpionさん
Dr.kyOnさんをゲストにお迎えしての回、楽しく聴かせていただきました。あの風貌から関西ことばが出てくるのはちょっとしたミスマッチ感があり、いいですね。BO GUMBOS 1989 リミックスアルバム、面白かったです。銀次さんとkyOnさんの知られざる共通点、いくつもありましたが、関西人であると同時に、肥後もっこすの流れを汲むとか、プロフェッサーVS ドクターとして、佐野元春を見守っていたこととか、興味深く聴きました。
番組100回、何かお祝いしたいですねー。考えてアイデアが浮かんだらお便りしますね~。
-------


 そうなのです、そろそろ100回の足音がひたひたと近づいてまいりました。何かスペシャル企画を考えねばなりませんね。銀次さんは「100回目は、ファンファーレを用意しておいてね?」っておっしゃってましたが。そ、それだけ…………?


 次回も引き続き、いまみちともたかさんをゲストにお迎えします。さらに熱くもりあがるパート2、どうぞお楽しみに。



伊藤銀次のPOP FILE RETURNSへのご意見、ご希望

●ご意見・ご希望

●お住まいの都道府県

●ご年齢

●性別

●ラジオネーム(任意のニックネーム)

出演者プロフィール

伊藤銀次

伊藤銀次(いとう ぎんじ)

●1950年12月24日、大阪府生まれ。'72年にバンド“ごまのはえ”でデビュー。その後ココナツバンクを経て、シュガー・ベイブの'75年の名盤 『SONGS』(「DOWN TOWN」は山下達郎との共作)や,大瀧詠一&山下達郎との『NIAGARA TRIANGLE VOL.1』('76年)など,歴史的なセッションに参加。'77年『DEADLY DRIVE』でソロ・デビュー。以後、『BABY BLUE』を含む10数枚のオリジナル・アルバムを発表しつつ、佐野元春、沢田研二、アン・ルイス、ウルフルズなど数々のアーティストをプロデュース。『笑っていいとも』のテーマ曲「ウクウキWATCHING」の作曲、『イカ天』審査員など、多方面で活躍。
▶Facebook

RIO

RIO(リオ)

●1974年三重県津市生まれ。
アートが好きな父親の影響を受け、3歳から地元の作家 大浦峰郎氏 のもとで水彩画や工作、油彩を学び、次第に画家を志すようになる。
1989 年、本格的に絵画を学ぶ為、中学卒業後単身渡米、アメリカの芸術高校、芸術大学を経て1995年帰国。
1998年 趣味で友人たちと組んたバンドで歌っていたところを、吉本興業が運営していたコミュニティーラジオ「YES-fm」のプロデューサーに「歌は全然イケてないけど、歌と歌の間のMCが最高におもろいし、声がいい!」とスカウトされ、突如ラジオDJ としてデビューする。
1999年~2000年 大阪のFM802でミュージシャンの番組アシスタントを経験後、FM大阪でレギュラー番組、名古屋のZIP-FMのオーディションで優勝しレギュラー番組を獲得など、音楽好きがこうじてデビュー直後から次々と番組が決まる。
その後、大阪を中心にFM大阪、FM802(大阪)、ZIP-FM(名古屋)、東京FM系列全国ネットなどで15年以上にわたりレギュラー番組を担当、テレビ番組出演や、イベントMC、CM・番組ナレーションなど仕事の幅は広がり、多忙を極める。
タレントとしての仕事がどんどん増える一方、忙しくて満足に筆を持つことすらできない状況に悩み続ける。
そして2014年、画家としての活動に専念するため、関西の主要レギュラー番組を全て辞め、FM大阪の30分間の収録番組だけを持って上京。
その後インターナショナルアートフェスティバルファイナリストとしてニューヨークで作品が展示されるなど、鮮やかな色遣いと、優美で繊細な線、独特な感性から生み出される作品は国内外で高く評価される。
また、一度は手放してしまった声の仕事も、依頼が後をたたず、東京のラジオ局でのDJの他、海外のラグジュアリーコスメブランドのCMナレーションや、国内を代表するアーティストのPVナレーションを担当するなど精力的に活動。
現在は東京で画家RIO UMEZAWAとして国内外で活躍しながら、ラジオDJやイベントMC、ナレーションの仕事も続け、コミュニケーション・話し方講師、アートセラピストとしても活動を続けている。
▶オフィシャルサイト

アーカイブ配信 パーソナリティ紹介

土橋一夫(どばし かずお)

●テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。

能地祐子(のうじ ゆうこ)

●東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。