2022年4月号|特集 『NIAGARA TRIANGLE VOL.2』
【Part4】”もうひとつのトライアングル”による証言 ザ・ドキュメント・『NIAGARA TRIANGLE VOL.2』
ドキュメンタリー
2022.4.11
インタビュー・文/田中久勝
「大滝さんの制作に対するアティテュードは、時間をかけてもいいものを作ろうとするところ」(須藤晃)
(【Part3】からの続き)
杉は『VOL.2』の制作と、自身のセカンド・アルバム『OVERLAP』(’82年5月21日発売)の制作を並行して行っていた。2つの作品をどのように線引きしながら、それぞれの作品の制作に臨んでいたのだろうか。
杉真理
『OVERLAP』
1982年5月21日発売
白川隆三(しらかわ・りゅうぞう)
●1943年7月28日生まれ。 '68年、CBS・ソニーの創業と同時に入社。 営業部を経て'74年に制作部に移動。 太田裕美、中原理恵などの制作を手がける。 また、大滝詠一『A LONG VACATION』、『NIAGARA TRIANGLE VOL.2』、 加藤和彦『あの頃、マリー・ローランサン』などの制作を担当。 '84年にCBS・ソニー宣伝部長を経て、EPIC・ソニー宣伝部長に就任。 '94年にSPEビジュアルワークス(現アニプレックス)を設立し、社長、会長を歴任。 '04年に退職し、九州大学ユーザーサイエンス機構の特任教授。須藤晃(すどう・あきら)
●音楽プロデューサー・作家。1952年8月6日、富山県生まれ。'77年、東京大学英米文学科卒業後、株式会社CBS・ソニー(当時)入社。'96年より株式会社カリントファクトリー主宰。尾崎豊、村下孝蔵、浜田省吾、杉真理、玉置浩二、橘いずみ、石崎ひゅーいらを担当し、音楽制作のパートナーとして数々の名曲・名アルバムを発表。言葉(歌詞)にこだわったプロデュース・スタイルでメッセージ性の高い作品を生み出し続けている。伊藤銀次(いとう・ぎんじ)
●1950年12月24日、大阪府生まれ。'72年にバンド“ごまのはえ”でデビュー。その後ココナツバンクを経て、シュガー・ベイブの'75年の名盤 『SONGS』(「DOWN TOWN」は山下達郎との共作)や,大瀧詠一&山下達郎との『NIAGARA TRIANGLE VOL.1』('76年)など,歴史的なセッションに参加。'77年『DEADLY DRIVE』でソロ・デビュー。以後、『BABY BLUE』を含む10数枚のオリジナル・アルバムを発表しつつ、佐野元春、沢田研二、アン・ルイス、ウルフルズなど数々のアーティストをプロデュース。『笑っていいとも』のテーマ曲「ウクウキWATCHING」の作曲、『イカ天』審査員など、多方面で活躍。-
【Part5】”もうひとつのトライアングル”による証言 ザ・ドキュメント・『NIAGARA TRIANGLE VOL.2』
ドキュメンタリー
2022.4.18
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【Part3】”もうひとつのトライアングル”による証言 ザ・ドキュメント・『NIAGARA TRIANGLE VOL.2』
ドキュメンタリー
2022.4.8