2022年4月号|特集 『NIAGARA TRIANGLE VOL.2』

【Part2】ホイチョイ・プロダクションズ代表 馬場康夫 ~私を’82年に連れてって~「80年代の象徴的かつ革新的だったのが松田聖子の登場ですよ」。

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インタビュー

2022.4.11

インタビュー・文/栗本斉[otonano編集部]写真/島田香


「松田聖子は偉大ですよね。70年代までは歌謡曲とかアイドルって聴いていても恥ずかしくて言えない空気があった。それを彼女がガラッと変えたと言ってもいい。歌謡曲とポップスとの境目がなくなった時期なのかもしれない」(馬場康夫)


――(【Part1】からの続き)1970年代が終わって80年代に入ると、さらに華やかな時代になるようなイメージがありますが、そのあたりはどう考えていますか。




馬場康夫(ばば・やすお)

●株式会社ホイチョイ・プロダクションズ代表。1954年8月13日生まれ。東京都出身。成蹊学園在学中に仲間と「ホイチョイ・プロダクションズ」を設立し、’81年から『ビッグコミックスピリッツ』で4コマ漫画『気まぐれコンセプト』を連載。’87年、映画『私をスキーに連れてって』で初監督を務め、続く『彼女が水着にきがえたら』(’89年)、『波の数だけ抱きしめて』(’91年)の“ホイチョイ3部作“で若者カルチャーの一端を担う。『メッセンジャー』(’99年)、『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』(’07年)も劇場ヒット。出版、広告、テレビ、企画、脚本家として幅広く活躍中。