2026年8月号|特集 浜田省吾
⑫『その永遠の一秒に~The moment of the moment~』音質検証|SHOGO HAMADA 50th Anniversary Vinyl Collection
スペシャル
2026.8.28
検証・文/山本浩司 写真/島田香

1993年に発売された浜田省吾の18作目のアルバム『その永遠の一秒に~The moment of the moment~』が、ソロ・デビュー50周年を記念してアナログLP化された。本作をオーディオ評論家の山本浩司があらためて試聴。そのサウンドの魅力を検証する。

浜田省吾
『その永遠の一秒に~The moment of the moment~』
2025年7月23日発売(初アナログ)/SEJL 103~104
オリジナル盤:1993年9月6日発売/SRCL 2685(CD)
Side A ①境界線上のアリア ②傷だらけの欲望
Side B ①最後のキス ②悲しみ深すぎて ③ベイ・ブリッジ・セレナーデ
Side C ①こんな気持のまま ②星の指輪
Side D ①裸の王達 ②初秋

45回転盤で鮮やかに再構築された、デジタル期の重厚なロック像
1993年にCDで発売されたオール・デジタル・レコーディング作のアナログ復刻だ。録音されたのはソニーミュージック信濃町スタジオ等で、レコーディング・エンジニアとして田中邦明ほか4人がクレジットされている。ミキシングは前作に続いてロスアンジェルスのアンコールスタジオ、担当エンジニアはトム・ロード=アルジだ。マスタリングを手がけたのは名手バーニー・グランドマンである。前作は33 1/3回転盤だったが、本LPは線速度で有利な45回転盤2枚組。片面当たり2曲、または3曲の収録だ。音質に十分留意したプロダクションと言っていい。
切れ味の良いホーン・セクションが音楽を強烈にドライブするA①「境界線上のアリア」は、打ち込みのドラムにハードエッジなギターが絡むヘヴィな楽曲。続くA②「傷だらけの欲望」も同じような楽想で、クリスプなギターカッティングに伸びやかなギターソロによるイントロが豪快だ。シャープに空間定位するヴォーカルも聴き応えがある。
〈試聴機材〉
アナログプレーヤー:LINN KLIMAX LP12
プリアンプ:OCTAVE Jubilee Preamp
パワーアンプ:OCTAVE MRE220
スピーカー:JBL K2 S9900

山本浩司 (やまもと・こうじ)
月刊『HiVi』、季刊『ホームシアター』の編集長を経て、2006年よりフリーランスのオーディオ評論家に。リスニング環境はオクターブ(ドイツ)のプリJubilee Preと管球式パワーアンプMRE220の組合せで、38cmウーファーを搭載したJBL(米国)のホーン型スピーカーK2 S9900で再生している。アナログプレーヤーにリンKLIMAX LP12を愛用中。
浜田省吾オフィシャルWebサイト : https://shogo.r-s.co.jp/
浜田省吾公式アカウント :
https://www.youtube.com/user/shogohamadaSMEJ
https://x.com/ShogoHamadaInfo
https://page.line.me/625wbplj?openQrModal=true
https://www.facebook.com/ShogoHamada.Official/
