2026年8月号|特集 浜田省吾

②『LOVE TRAIN(2026 Remix Version)』音質検証|SHOGO HAMADA 50th Anniversary Vinyl Collection

会員限定

スペシャル

2026.8.5

検証・文/山本浩司  写真/島田香


 1977年に発売された浜田省吾のセカンド・アルバム『LOVE TRAIN』が、ソロ・デビュー50周年を機に2026年リミックス・ヴァージョンとしてアナログLP化された。マルチトラックのマスターテープからあらためて2チャンネルにリミックス/リマスターした本作を、オーディオ評論家の山本浩司が1977年当時のオリジナル盤と比較試聴。そのサウンドの変化を検証する。



浜田省吾
『LOVE TRAIN(2026 Remix Version)』

2026年4月21日発売/SEJL115
オリジナル盤:1977年4月21日発売/25AH204


Side A ①雨の日のささやき ②恋に気づいて ③君に会うまでは ④愛のかけひき ⑤君の微笑
Side B ①ラブ・トレイン ②ラストダンス ③五月の風に ④悲しみ深すぎて ⑤行かないで




滑らかなヴォーカルと立体的な音場を獲得した、ポップな2ndアルバム


 1977年発売の2ndアルバム。録音場所はフリーダム・スタジオとエピキュラス・スタジオ。録音・ミックスを担当したのはトミー和田氏だ。2026年再発盤は、マルチトラックマスターからソニーミュージック・スタジオの野口素弘氏によって新たに2チャンネルにリミックス、リマスターされた。カッティング・エンジニアは同スタジオの堀内寿哉氏である。 

 1stアルバム『生まれたところを遠く離れて』同様、丁寧なリマスター&カッティングで、歪み感の少ないウェルメイドなサウンドに仕上がっている。以下、それぞれの楽曲がオリジナル盤と比べてどんなふうに変化しているかを記したい。

 A①「雨の日のささやき」。イントロのギターがオリジナル盤は右チャンネルに配置されているが、再発盤はセンターに。音圧も増している。加えてサウンドステージが立体的に展開され、聴き応えが増した印象だ。オリジナル盤はハイバランスで、音場は小さくまとまっていてソリッドな音調。再発盤はヴォーカルがなめらかでコーラスの解像度も高い。ぼくはこの再発盤のサウンドのほうが断然好ましく感じる。

〈試聴機材〉

アナログプレーヤー:LINN KLIMAX LP12

プリアンプ:OCTAVE Jubilee Preamp

パワーアンプ:OCTAVE MRE220

スピーカー:JBL K2 S9900





山本浩司 (やまもと・こうじ)
月刊『HiVi』、季刊『ホームシアター』の編集長を経て、2006年よりフリーランスのオーディオ評論家に。リスニング環境はオクターブ(ドイツ)のプリJubilee Preと管球式パワーアンプMRE220の組合せで、38cmウーファーを搭載したJBL(米国)のホーン型スピーカーK2 S9900で再生している。アナログプレーヤーにリンKLIMAX LP12を愛用中。




浜田省吾オフィシャルWebサイト : https://shogo.r-s.co.jp/

浜田省吾公式アカウント :
https://www.youtube.com/user/shogohamadaSMEJ
https://x.com/ShogoHamadaInfo
https://page.line.me/625wbplj?openQrModal=true
https://www.facebook.com/ShogoHamada.Official/