連載|伊波真人のシティポップ短歌

今月のお題「伊藤銀次 / BABY BLUE」

2026.6.15

今月のお題

伊藤銀次 / BABY BLUE1976年


後期シュガー・ベイブへの参加、大滝詠一、山下達郎とのナイアガラ・トライアングルを経て、1977年にファースト・アルバム『Deadly Drive』でソロ・デビューした伊藤銀次。しかし、その後はアン・ルイス、沢田研二、佐野元春らをサポートするミュージシャン、プロデューサーとして活動。満を持して5年ぶりにソロとして再デビューを果たしたのが本作である。エモーショナルな表題曲「BABY BLUE」に始まり、切ないミディアム・ナンバー「雨のステラ」、ノスタルジックな印象を受ける「センチメンタルにやってくれ」など、メロディメイカーとしての才能を発揮した楽曲が満載の名盤だ。

ブルーとは若さの色のはずだった この哀しみを知るときまではブルーとは若さの色のはずだった この哀しみを知るときまでは




伊波真人(いなみ・まさと)

歌人。1984年、群馬県高崎市生まれ。早稲田大学在学中に短歌の創作をはじめる。2013年、角川短歌賞受賞。ポップスの作詞家としても活動中。ラジオ、トークイベントへの出演なども行う。音楽への親しみが深く、特にシティポップ、AORの愛好家として知られる。著書に、歌集『ナイトフライト』などがある。2026年5月29日に第二歌集『ブルーアワー』(帯文:伊藤銀次)を刊行。

『シティポップ短歌』