2026年4月号|特集 ナイアガラ2026

【Part4】[Blu-ray Disc]1995 Dohji Fuefuki Re-Mix+Karaoke|NIAGARA TRIANGLE Vol.1 VOX Blu-ray音質検証

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解説

2026.4.24

検証・文/山本浩司  写真/島田香


【Part3】からの続き)

『NIAGARA TRIANGLE Vol.1 VOX』音質検証、最終回となる第4弾は“1995 Dohji Fuefuki Re-Mix"。1976年のオリジナル・ミックスを笛吹銅次(大滝詠一)自身が手がけた1995年リミックスを、2026年に新たにリマスターした版だ。曲目や音像定位も大きく見直され、“1976"とも“1986"とも異なる聴き心地に仕上がっている。オーディオ評論家の山本浩司が、歴代ミックスとの比較を軸に検証する。

大滝詠一みずからが塗り替えた“1995"の全貌


 『NIAGARA TRIANGLE Vol.1 VOX』研究最終第4弾は“1995 Dohji Fuefuki Re-Mix”について解説します。

 1976年発表のオリジナル盤は全11曲だったが、笛吹銅次(大滝詠一)が1995年にリミックスを手がけて、2026年にリマスターされたこの“1995”は8曲(カラオケを除く)。「遅すぎた別れ」「ココナツ・ホリデイ’76」「新無頼横町」「夜明け前の浜辺」の4曲が外され、「幸せにさよなら」の山下&大滝ヴォーカル・ヴァージョンが加えられている。伊藤ヴォーカルの同曲も収録されているので、“1995”にはふたつの「幸せにさよなら」が収録されていることになる。大滝さんはよほどこの曲がすきだったんだナ。個人的には外された「遅すぎた別れ」「新無頼横町」「夜明け前の浜辺」が好きなので、この3曲がオミットされたのはとても残念。

 さてその音質だが、オリジナル盤が発売されて約20年、その間の音響制作技術の進化が如実に反映された仕上がりになっている。つまりとても聴きやすい、まろやかなサウンドに変貌しているのである。以下、その違いが顕著な楽曲について変化のポイントについて述べよう。




山本浩司 (やまもと・こうじ)

月刊『HiVi』、季刊『ホームシアター』の編集長を経て、2006年よりフリーランスのオーディオ評論家に。リスニング環境はオクターブ(ドイツ)のプリJubilee Preと管球式パワーアンプMRE220の組合せで、38cmウーファーを搭載したJBL(米国)のホーン型スピーカーK2S9900で再生している。ハイレゾ再生にエバーソロDMP-A10、アナログプレーヤーにリンKLIMAX LP12を愛用中。



山下達郎・伊藤銀次・大滝詠一『NIAGARA TRIANGLE Vol.1 50th Anniversary Edition』Trailer Part2


NIAGARA TRIANGLE 「パレード」 オフィシャル・トレーラー