2026年4月号|特集 ナイアガラ2026
【Part3】[Blu-ray Disc]1986 Tamotsu Yoshida & Papilapopa Ohno Re-Mix|NIAGARA TRIANGLE Vol.1 VOX Blu-ray音質検証
スペシャル
2026.4.17
検証・文/山本浩司 写真/島田香

(【Part2】からの続き)
50周年記念ボックス『NIAGARA TRIANGLE Vol.1 VOX』の音質検証、第3回は『1986 Tamotsu Yoshida & Papilapopa Ohno Re-Mix』。名エンジニア・吉田保と大野邦彦が1986年に手がけたリミックス&リマスター・ヴァージョンを、さらに磨き直したものだ。オリジナルと音像定位が大きく異なる楽曲も多く、どのようにサウンドデザインされているかが聴き比べで鮮明になる。オーディオ評論家の山本浩司が、“1976”との比較を軸に検証する。
1986年リミックスを再びハイレゾで磨く
今回は“1986”。1986年にエンジニアの吉田保(吉田美奈子の兄上)と大野邦彦が手がけたリミックス&リマスター・ヴァージョンを、もう一度ハイレゾ・リマスターした2026年版ということになる。
1976年のオリジナル盤とは曲目・曲順が違っていて、この“1986”では「FUSSA STRUT Part-1」が外され、最後に「幸せにさよなら」の伊藤・大滝・山下の3人リレー・ヴォーカル・ヴァージョンが収録されていることに注意したい。リミックス&リマスター盤ということでオリジナル盤とは音質も音像定位も大きく異なる楽曲が多い。全体によりハイファイ度が増し、リヴァーブが上質になり、ヴォーカルが聴きやすくなった仕上がりと言っていいだろう。

山本浩司 (やまもと・こうじ)
月刊『HiVi』、季刊『ホームシアター』の編集長を経て、2006年よりフリーランスのオーディオ評論家に。リスニング環境はオクターブ(ドイツ)のプリJubilee Preと管球式パワーアンプMRE220の組合せで、38cmウーファーを搭載したJBL(米国)のホーン型スピーカーK2S9900で再生している。ハイレゾ再生にエバーソロDMP-A10、アナログプレーヤーにリンKLIMAX LP12を愛用中。
山下達郎・伊藤銀次・大滝詠一『NIAGARA TRIANGLE Vol.1 50th Anniversary Edition』Trailer Part2
NIAGARA TRIANGLE 「パレード」 オフィシャル・トレーラー