2026年3月号|特集 日本シンセサイザー音楽の曙
⑧佐藤允彦『シンセサイザー 法悦の詩』|日本シンセサイザー音楽名盤21
レビュー
2026.3.11

佐藤允彦
『シンセサイザー 法悦の詩』
1979年11月25日発売
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01. 法悦の詩
02. プロメテウス(火の詩)
電子音が秘める内的深度を誰よりも早く引き出した33分
1979年リリースの本作は、ロシアの作曲家アレクサンドル・スクリャービンによる2大後期管弦楽作品で1908年初演の「法悦の詩」と「プロメテウス(火の詩)」を、シンセサイザー、ヴァイオリン(澤和樹)、チェロ(島すみえ)という特異な編成で演奏した異色の一枚である。全2曲、合計33分。スクリャービンが人類の精神的な法悦と宇宙的恍惚を音で描こうとした原典の野心を、佐藤はあえて電子楽器という当時の最先端技術に乗せて再解釈してみせた。
文/油納将志
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