2025年12月号|特集 佐野元春 CHRISTMAS TIME IN BLUE
【Part2】45周年アニバーサリー・ツアーがスタート|佐野元春 45th Anniversary Year ドキュメント2025
解説
2025.12.12
文/森朋之

(【Part1】からの続き)
“2025年の佐野元春”を次のジェネレーションに提示
45周年アニバーサリー・ツアーが始まる前日の7月4日、佐野元春はNHK『あさイチ』プレミアムトークのゲストとして出演。生放送のトーク番組に出演したのは、’80年のデビュー以来、これが初めてだった。
黒のレザースーツを身にまとった佐野が登場すると、博多華丸・大吉、鈴木奈穂子アナウンサーから歓声が上る。特に博多大吉は「サムデイ」に思い入れがあり、そのことを告げられた佐野が「光栄です。“サムデイ”を書いて本当によかったです」とうれしそうな笑顔を浮かべた。
その後は、佐野のキャリアの紹介やスガシカオの、いつも強いモチベーションを持って活動を更新しているのがすごい、という趣旨のインタビューからはじまり、日常における楽曲制作のスタイル、“元春クラシックスの再定義”を掲げたアルバム『HAYABUSA JET Ⅰ』のコンセプト、視聴者からのコメントや質問コーナーも。’94年に横浜スタジアムで行われた佐野元春 with THE HEARTLANDのラスト・ライヴ〈LAND HO!〉から「サムデイ」のライヴ映像が初公開されたことも大きな話題を集めた。
筆者もリアルタイムでテレビの前にいたのだが、番組出演者、スタッフの佐野に対するリスペクトがはっきりと感じられ、とても清々しく、誇らしい気持ちになった。テレビのトーク番組で、ここまでしっかりと佐野元春の魅力が伝えられたのは初めてではないだろうか……と言いたくなるくらいの充実度だった。
佐野元春45TH ANNIVERSARY TOUR 開催日程告知ムービー
そして翌日の7月5日は、ついに45周年アニバーサリー・ツアーの初日。会場はさいたま文化センターだ。この日の最高気温は33℃。会場周辺、会場のなかもかなり蒸し暑かったのだが、オーディエンスのテンションは開演前から最高潮。客電が落ちた瞬間から大きな歓声と拍手が鳴り響き、佐野元春、THE COYOTE BANDのメンバーが登場した瞬間、興奮は一気にピークに達した。

▲佐野元春 with THE HEARTLAND
40周年記念盤「CHRISTMAS TIME IN BLUE ー聖なる夜に口笛吹いてー」

▲ウェブマガジンotonano Annex
佐野元春デビュー45周年スペシャル・エディション
「Motoharu Sano 45」