2025年8月号|特集 TUBE

【Part4】1996-2015:成熟~デビュー20年、30年、日本屈指のスタジアム・バンドの証|TUBE Stories 1985-2025

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解説

2025.8.22

文/小川真一


【Part3】からの続き)

記憶にも記録にも残るTUBEの栄光のライヴ・ヒストリー


 ’95年にTUBEは10周年を迎えた。これは彼らにとって序章に過ぎなかった。と感じるのは、すでにこれまでのTUBEの輝かしき歴史を知っているからだ。最初の10年は、本当に大変だったと思う。’85年にまったくの無名のバンドからスタートし、その1年後に「シーズン・イン・ザ・サン」というビッグ・ヒットを放つ。このヒットを糧に、ライヴにレコーディングにと休みなく活動を続けていく。その最初の10年間の達成感は、TUBEの面々が一番知っていることだろう。

 20周年も30周年もそして40周年も、最初の10年間の積み重ねだ。漠然と年を重ねていくわけではない。それぞれの節目ごとに、自分たちに挑戦を科している。前章で書いたように10周年目のチャレンジは、前田亘輝と春畑道哉のソングライター・コンビでシングルを出す、そしてメンバーだけの作品でアルバムを発表することだった。このふたつを見事に達成し、TUBEは新たなディケイドに向かっていった。


TUBE(1996年)


 次の10年間もTUBEにとってチャンレンジの連続であった。セールス的には、13枚目のシングル曲「さよならイエスタデイ」のヒットが大きなエポックだ。すでに時代はCDに移り変わっていて、8センチCD(短冊CD)とカセットでのリリースとなった。この曲は売れに売れて、売上が50万枚を突破。これはTUBE史上初の大快挙となった。作詞作曲はもちろん前田亘輝と春畑道哉のコンビによるものだ。

 この時期からスタジアム・ライヴが多くなり、横浜スタジアム、阪神甲子園球場やナゴヤ球場での野外ライヴが真夏の恒例となっていく。ここでTUBEのライヴ・ヒストリーを眺めてみることにしよう。

 ともかくライヴの数が多い。’86年にはすでに全29会場での全国ツアーを行っている。「シーズン・イン・ザ・サン」の大ヒットと重なった時期なので、会場を巡る度に観客の熱狂が高まっていったと思う。それにしても、北海道だけで12個所、関西に行ったかと思うと、金沢、広島、名古屋に行き、さらに九州から北陸へと、全国各地を飛び回っている。このヴァイタリティがTUBEの原動力となっていった。


TUBE
『熱帯夜LIVE−夕方チャンス到来−』

1988年11月21日発売(VHS)
2003年5月2日発売(DVD=写真)





◎TUBE 40周年記念コラボレーション・アルバム!
TUBE 『TUBE×』
(読み:チューブ・カケル)

2025年8月6日発売


◎TUBE初のオールSinglesベストアルバム“Blue”盤[1985-1999]
TUBE 『All Singles TUBEst -Blue-』
2025年6月11日発売


◎TUBE初のオールSinglesベストアルバム“White”盤[2000-2025]
TUBE 『All Singles TUBEst -White-』
2025年6月11日発売


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