2025年7月号|特集 女性アイドル1985

㉑荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」|1985年アイドルHIT SONGコレクション!

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レビュー

2025.7.30


荻野目洋子
「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」

1985年11月21日発売
作詞・作曲:A.Kate、T.Baker/日本語詞:笹原仁志/編曲:馬飼野康二

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16歳! ステキなハイエナジー荻野目ちゃん!!



最初にテレビで荻野目洋子を見た時、この娘は機械仕掛けで動いてるのではと思った。それほどキュートでパワフルで、キレキレのダンスを見せてくれていたのだ。「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」を歌った時の彼女の年齢は16歳。その溢れ出るような若さが元気となって発散されていた。

 「ダンシング・ヒーロー」は外国曲に日本語の歌詞をのせたカヴァー曲で、オリジナルは英国のアンジー・ゴールドが歌った「イート・ユー・アップ」(邦題は「素敵なハイエナジー・ボーイ」)。ユーロ・ビートに分類されるタイプの曲で、同じようにユーロ・ビートを取り入れた曲には、Winkの「愛が止まらない」、長山洋子「ヴィーナス」、森川由加里「SHOW ME」、BaBe「ギブ・ミー・アップ」などがあり、一時期洋楽のカヴァーが流行のようになっていた。

 曲の良さも勿論あっただろうが、荻野目洋子の抜群のリズム感、躍動的なダンス、そして溌剌としたヴォーカルがヒットに繋がっていったと思う。シングル・チャートで5位を記録したほか、テレビ番組「ザ・ベストテン」でも第2位となった。年末の全日本歌謡音楽祭では最優秀アイドル賞に輝き、同年のNHK紅白歌合戦にも初出場を果たした。

文/小川真一