2025年7月号|特集 女性アイドル1985

⑧堀ちえみ「Deadend Street GIRL」|1985年アイドルHIT SONGコレクション!

会員限定

レビュー

2025.7.10


堀ちえみ
「Deadend Street GIRL」

1985年4月24日発売
作詞:鈴木博文/作曲:鮎川誠/編曲:鈴木茂

曲の再生はこちら ▶

鈴木博文×鮎川誠×鈴木茂によるロッキンGIRLちえみ!


 ’85年前後の日本の音楽で面白いのは、日本のロック/J-POPと歌謡曲とがシームレスに繋がったことだ。ジャンルを問うこと自体が無意味になり大きな流れを作り出していった。その表れの、ひとつが、ロック系ソングライターのアイドル歌謡への進出だ。

 堀ちえみの’85年の新曲「Deadend Street GIRL」は、作詞がムーンライダーズの鈴木博文、作曲がシーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠、編曲は元はっぴいえんどの鈴木茂という、夢のような組み合わせで作られている。当然のようにロック色が濃く、ちえみもロッキンなミニ・スカート姿で踊りながら歌っていた。

 堀ちえみはもともとシーナ&ザ・ロケッツの大ファンで、デモ・テープの声がシーナだったのがとても嬉しかった、とブックレットの中で語っている。この曲は珍しくナレーション入り。イントロとアウトロの部分に堀ちえみによるモノローグが入っている。一番最後の「あなたの行き止まりは私」のセリフが意味ありげで印象的だった。

文/小川真一